転職や結婚・出産などを理由に、いまの会社を去る予定のある人はいませんか?
会社を辞めるときに、ぜひ目指したいのが「円満退職」。でも、“あること”をしてしまうと、円満とはいかないようです。円満退職のために絶対にやってはいけないこととは?
元祖・スーパーサラリーマンの田端信太郎さんに聞いたところ、「現在の職場や上司への不満を、同僚、後輩、顧客、取引先などに触れ回るのは絶対に避けたほうがいい」とのこと。
田端さんは現在、転職相談から就職先企業の紹介、職務経歴書レビュー、模擬面接、転職前後のメンタリングまで、田端さん本人がガチで行うキャリアメンタリングサービス「田端信太郎の転職Boot Camp」で熱血指導中です。では、どうして不満を触れ回るのはよくないのでしょうか? その理由について、田端さんは次のように話します。
「次の会社に移った後や、復職する際に『レファレンス』を行う可能性があるためです。レファレンスとは、これまでに勤めた職場の上司や顧客から推薦コメントをもらう制度。昔は外資系企業でよく行われてきましたが、今では外資系以外の企業でも増えています。後ろ足で砂をかけるように辞めていった人間が、過去の職場の上司や顧客からポジティブなコメントをしてもらえる可能性は低く、結局は自分が損をします」
不満を言うことは、人間性が疑われるだけでなく、今の時代のトレンドにも合っていないようですね。田端さんによると、「いろいろな不満やグチを言いたくなる気持ちも分かりますが、『立つ鳥、跡を濁さず』と言うように、大人としてグッとこらえ、爽やかに会社を去りましょう」とのこと。
これから退職を予定している人は“爽やかに”を心掛けて、円満退職したいものですね。