タレントの坂上忍が昨年12月25日放送の「おかべろ」(関西テレビ)に出演し、自身がMCを務める情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)で「スタジオの空気が凍り付いた」瞬間について語った。
この日は「NGなし!」な坂上の“ぶっちゃけまくりトーク”を放送。「バイキング」では、坂上の時事問題に対する過激な物言いも番組のウリの1つだが、ときに度が過ぎてしまい、スタジオに気まずい緊張感が立ち込めることもあるのだという。
坂上は「芸人さんほどじゃないですけど、僕もそこそこ頭の回転というか、空気を読む能力はあるんで。アクセルをガーンと踏んで、『オラァー!』って言っても、すぐに『またやっちゃったよ。これどうやってもとに戻ればいいんだよ』って考えますよ」と暴走後に反省することがあると告白。ほかの共演者が明らかにドン引きしたリアクションを見せる中、「やっぱそういう時って、感覚だと思うんですけど、途中でバックってみっともないって思っちゃうんですよね」と引くに引けない心情になってしまうようだ。
そうしたシチュエーションになった際の対処法は、「行ったんだったら行き切りましょう。で、そのニュースを扱う時間があと5~6分あるんだったら、その5~6分の中で折り合いをつけた風を装えないかなって」と、次のニュースにまで引きずることがないように心がけるという。しかし、「最後にのんちゃん(フットボールアワー岩尾望)とかおぎやはぎに手伝ってもらって、笑いで済んだ風になってますけど、CM入った途端にスタジオの空気が凍り付いたみたいな‥‥」と舞台裏では笑えない雰囲気であることを打ち明けた。
「坂上の暴走や高圧的にも聞こえる辛口批評については、相変わらず世間からの受けは悪く、『観てると不快になってくるんだよな』『この人がほかの不祥事なりに偉そうに上からいろいろ言ってるのは説得力なかった』『いつから大御所気取りになったんだろ』『もう少し言動や言葉遣いには気をつけてくださいね』との反応が散見。また、26年前に起こした飲酒運転からの電柱激突と、パトカーとのカーチェイス騒動を蒸し返す声がいまだに存在し、『そんな人が上から言ってるのを観て不快でしかなかった』とする人も。さらに、今回の『アクセルをガーンと踏んで、“オラァー!“って言っても、すぐに、“またやっちゃったよ。これどうやって元に戻ればいいんだよ”って』『途中でバックってみっともないって思っちゃう』『行ったんだったら、行き切りましょう』などといった言い回しのコメントが、かつての暴走運転を想起させるとして『飲酒運転で逃げた時も同じような思考回路だったんですかね?』『運転の話かと思っちゃった』『だから電柱に‥‥』『あなたがアクセル踏み切って行き着いたのは人んちの壁でしょ』といったツッコミも出る始末となっています」(テレビ誌ライター)
暴走後にブレーキを踏むことを躊躇してしまうのは、26年前と変わっていないのかもしれない?
(木村慎吾)