仕事や家庭のこと、将来の不安や人間関係の悩み等々、ストレスは知らず知らずのうちにたまってくるもの。そんなストレス、実は温かいスープを摂取することでケアできるようなんです!
「スープの日」でもあった12月22日(いつもフーフー)にちなんで開催された日本スープ協会のセミナーでは、杏林大学名誉教授で医学博士の古賀良彦さんがスープでのストレスケア方法を解説していました。
食事にはストレスをかける“ストレッサー”の存在を一瞬でも忘れられる楽しさがあり、また、作る・五感で愛でる・コミュニケーションを促すといった3つのプロセスによっても、ストレスケアができるのだとか。
中でも、スープは脳の働きを整えることが実験で確認されているようです。30~40代の女性に対して行われた実験で、朝に温かいコーンポタージュスープとミネラルウォーターを飲んだ後の脳波を比べたところ、スープではとくにリラックスしたときに出るα(アルファ)波が後頭部を中心に多くみられたそう。これは、ストレスが少なくしっかりと目が覚め、かつ仕事や学業へのスタンバイが整ったことを意味するのだとか。温かいスープを飲むことで、身体が温まって代謝や体温が上昇することも確かめられているため、仕事に前向きに取り組める可能性があるそうですよ。
実験ではコーンポタージュスープが使われましたが、他のスープでもOK。ストレスに効果があると考えられるブロッコリーやナッツ、にんじん、鮭、たまねぎ、じゃがいもなどを上手に取り入れてみるのもよさそうです。ぜひ、試してみてくださいね。