朝ごはんで遊んでしまって食が進まなかったり、拒否して全く手をつけなかったり……。自然なことだと分かっていても、2歳前後の子どものイヤイヤ期は朝食をろくに食べてくれず、栄養バランスが心配になったり親子の大バトルが勃発したり、ストレスが溜まりがちですよね。そんな場合は、次のような工夫をしてはいかがでしょうか。
■食べない食材をおにぎりや卵焼きに入れる
おにぎりや卵焼きが大好きな子には、具材を工夫して栄養バランスを整えるとよいです。ひじきや細かく切った野菜を具材にして取り入れれば、他のおかずを嫌がる場合でも栄養バランスを整えやすくなります。さらに手間を省くには、野菜や海藻入りの混ぜ込みご飯の素がオススメ。味付けの濃いものは避け、幼児食用のものを選びましょう。
■子ども用の青汁や野菜ジュレを取り入れる
パンしか食べない、バナナしか食べない、などの偏食タイプのイヤイヤ期には、足りない栄養素を飲み物で補うとよいでしょう。子どもでも飲みやすい優しい味の子ども用青汁や、野菜やフルーツの飲むジュレなど、「これなら喜んで飲む」というものをみつけておくと便利です。
■シリアル+牛乳やヨーグルト
愛情込めて作ったおにぎりや野菜スープを拒否して「おやつ、おやつ!」と駄々をこねる……なんて日には、お菓子に見立てたシリアルがオススメ。野菜の栄養素が練り込まれたシリアルに、たんぱく質が豊富な牛乳やヨーグルトを合わせれば、朝食で摂り入れたい栄養を補いやすくなります。普段のおやつにも登場させておくと、お菓子だと認識して納得しやすくなるだけでなく、間食でも栄養バランスを整えやすくなるので一石二鳥です。
毎日完璧を求めると、ママが疲れ果ててしまいますよね。普段通りの食事は用意しつつも、食べないときのサポートアイテムとしてこれらを活用すると、慣れてしまった普段の食事をさらに嫌がるという事態も避けやすくなります。イヤイヤ期でママがストレスを溜め過ぎないための方策として、これらの工夫を取り入れてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)