お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が1月24日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、大きな話題を集めた特別プログラム「WinWinWiin」について振り返った。
1月15日に公開された、中田と宮迫が共同で制作する「WinWinWiin」では、宮迫プロデュースの焼肉店「牛宮城」の舞台裏にスポットを当てた。かねてより宮迫は同店のオープンまでの道のりが険しく、経済的にもひっ迫した状況であることをアピールしてきたが、同番組には同店の共同経営者なる人物も登場。毎月280万円という渋谷一等地のテナント料を支払うための具体的な経営プランなどを明かし、収支のバランスがある程度予想された“健全経営”であることが明かされた。牛宮城の経営に関し、「貯金がヤバい」「時計売ります」などと事あるごとに窮状を強調してきた宮迫。しかし、「WinWinWiin」の公開によって、それらが過剰演出であることが発覚し、動画は大きな話題となった。
これについて、中田は「バズりましたね」と笑みを浮かべ、舞台裏を暴く内容にしたのは、「宮迫チャンネルのファンの方に楽しんでもらう」ことが狙いだったという。また、「ファンが願ってることは、お店が成功することよりも、宮迫さんが楽しそうかどうかじゃないですか。だから、お店はリスクはないんだよと思ってもらった上で、宮迫さんはお笑いとかも頑張ってくれますよね、これが聞きたかったと思うんですよ」「宮迫さんを救いたかったっていうのが本音なんですよね」などと説明。一方で、中田の解析力やプレゼン能力が“天才すぎる”として、宮迫を差し置いて注目が集まった点には、「本来の意図ではなく、中田の優秀さが伝わってしまったのは、僕の力不足です」と振り返った。
「中田が思わずニヤニヤしてしまったように、牛宮城の裏側をネタにした今回の『WinWinWiin』は、これまで以上の反響となり、4部作の全てが100万回超えの再生数を記録。パート4に至っては330万回、パート1も210万回を超える超ヒットとなりました。しかし、焼肉店の経営に携わっていない中田はともかく、過剰演出が発覚した格好の宮迫は一部から信頼を失い、ネットには『チャンネル登録外しました』『牛宮城、応援してたのにガッカリ。もう見ません』『心配して損した』などと失望する声も散見。
中田の『宮迫さん救いたかった』とする言葉には、『どちらかというとワイドショーのような、真相暴いたった感のほうが強い印象』『ただ単に宮迫さんの状況を悪くしただけ』『宮迫さんを救いたいなら、こういう嘘を繰り返すことで皆が離れていってるということを教えるべき』『救いたいんじゃなくて、今盛り上がってる所に乗り込んで、存在感出したかっただけでは?』とのツッコミが多数書き込まれています。今回の動画でも、開口一番に『いやぁ~バズりましたね』と語り、YouTube急上昇ランキングでも、1位から4位を『WinWinWiin』4部作が独占したと自画自賛。その口ぶりからは、やはり救うことよりも、バズりを強く意識したように見えてしまいます」(テレビ誌ライター)
中田は、キングコング・梶原雄太とコラボした1月23日公開の動画でも、梶原にタレント・上沼恵美子との軋轢騒動に関する質問をぶっこみ。動画のサムネイルにデカデカと「上沼恵美子さんと何があったの?」と表示させるなど、バズるためには手段を選ばない一面がある。
2人のMCに加え、ゲストにとっても“ウィンウィン”な動画となることをコンセプトにしている「WinWinWiin」だが、さすがに今回は中田の独り勝ち状態となったことは否めないだろう。
(木村慎吾)