仕事をしていて、「自分を犠牲にしてでも……」と思ったことはありませんか? 自己犠牲なんてと思うかもしれませんが、「健全な自己犠牲は成功を生む」ともいわれているんです。
ある日本を代表する経営者の1人は、“利他の心”を説いています。これは、本能で判断してしまうと相手に損をさせることもあるので、常に“相手の立場に立って”判断することを意識するということです。その恩恵は、巡り巡って必ず自分にも返ってくるそうです。大事なのは相手にとって得かどうかということで、自分だけがよければいいという考え方は何も生まず、必ず失敗してしまうのだとか。
また、米国ジョンズ・ホプキンス大学イタリア文学教授であるP.M.フォルニさんの著書「礼節のルール 思いやりと品位を示す不変の原則25」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)には、人は礼節が大事であり、思いやりもそのひとつだと書かれています。他者の中で生きることが、幸せな人生を育むのだそうです。そして、そんな人と人とのつながりが健康を守ることでもあるそうですよ。
利他の心や思いやりを持つことは、幸せを生むようです。まずは、身近な人に対する思いやりから始めてみたいですね。