タレントの高橋みなみが1月26日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演し、芸能界でも感染拡大が続く新型コロナウイルスについて言及した。
この日の番組では、25日に全国で6万人超、東京都だけで1万2800人を超える新規感染者が報告されたことに加え、芸能界でも次々に感染が確認されている現状について特集。女優の佐々木希や吉岡里帆、深田恭子、お笑いタレント・千原ジュニアらが感染を発表する中、MCの坂上忍は「芸能人は毎日のように検査していますからね」と指摘した。
これに、高橋は「一応、事務所に抗原検査のキットとか備えがありますけど、自分の近場ではまだ(感染者が)いないっていうのが、まだよかったなと思いつつも、番組によってはPCR検査を受けて下さいって番組が多いじゃないですか。すごく精神的にピリピリしますね」とし、番組に臨む際の検査の多さを嘆いた。
また、「いつ、自分がなってもおかしくないような状況なので。友達も2日に1回、受けているような子もいて、気持ち的に病んできちゃったみたいな子もいて。そこがすごく難しいかなと思います」と、検査による精神面への影響についても指摘した。
「日々、番組収録に臨む芸能人からすると、仕事を行う上で欠かせない抗原検査やPCR検査なのでしょうが、検査数の多さを嘆いた高橋に対し、ネット上では反発の声も寄せられています。現在、オミクロン株の急拡大が原因で、各地で抗原検査キットやPCR検査の試薬が不足している事態が頻発。基礎疾患を持つ人や、重症化リスクの高い層など、至急検査が必要なケースでもキットの確保が困難となっており、一部の医療現場では無症状の場合は検査を受け付けないといった対策も講じています。
そうした、検査キット不足が大きな社会問題となっている中での、高橋のコメントとあって、ネットには『検査が本当に必要な人が受けられない状態なのに、なんで2日に1回受けてるのよ』『抗原検査のキット、どこにもないのですが、やはり芸能人の所にはたくさんあるのでしょうか』『芸能人は、マスクせず番組出演で検査キットはたくさんあるとか、優遇されすぎですね。一般人は対策していても、検査すら危うい状況ですよ』『2日に1回検査って、、病院勤務の人たちだってそんなに受けられないよ』『検査を2日に1回も受けられて、なんでピリピリするのかわからない。検査を受けられなくてピリピリするならわかるけど』などの声が続出。2日に1回の検査が当たり前に受けられる芸能界と、1回でも受けるのが困難な一般社会との間にズレがあるように解釈されるコメントだったのでしょう」(テレビ誌ライター)
なお、26日までに、岸田文雄首相は検査キット不足を解消すべく、1日80万回分までの増産を製造各社に要請。早急に検査を必要としている層に向け、スムーズにキットが提供されるよう期待したいところだ。
(木村慎吾)