関ジャニ∞の村上信五が、まもなく開幕する北京の冬季五輪でフジテレビ系メインキャスターを務める。21年の東京五輪に続いて、2大会連続の大役だ。
“本場・浪速仕込みのべしゃり”は、故・ジャニー喜多川元社長がかねてから高く評価していた。関ジャニの楽屋に来た際、決まって村上だけが「YOU、何かおもしろいことしてよ」とムチャぶりされていた。村上自身も、学生時代は吉本興業に入ろうか迷った時期があるほどお笑いに造詣が深かったため、回しのテクニックを会得する気にあふれていた。事もあろうか、ダウンタウンの浜田雅功に教えを乞おうとした時期もあるという。
「関ジャニがCDデビューした翌05年、ダウンタウンが司会を務める音楽番組に出演しました。その時から、村上は浜田の楽屋を訪れては『メシ行きましょう』と図々しく誘い続けたののです。あまりにもしつこいため、浜田はOK。焼肉店で2、3時間ほど愚痴を聞いてあげたのだとか。その後も、ゴルフのラウンドを回る時は迎えに行ってあげたこともあるそうです」(アイドル誌ライター)
今では、浜田がプライベートで開く誕生日会に村上を招く関係だ。
村上が教えを求めたのは、浜田だけではない。“お笑い怪獣”明石家さんまにも近づいた。
15年に「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)がスタートした頃、マスクをして帽子をかぶった村上が、プライベートでスタジオを見学。あまたのお笑い芸人にバレないよう、スタッフの容貌でスタジオに溶け込んだ。
「収録前にさんまの楽屋を訪れ、『今日は(スタジオで)顔は出せないんですけど、勉強させてください』と志願したそうです。さんまさんは『イジッたらあかんのかぁ』と残念がっていたといいます」(前出・アイドル誌ライター)
ジャニー氏のお墨付きの話術には、村上なりの努力があった。今年は関ジャニの結成20周年アニバーサリー。五輪級のビッグサプライズが目白押しの1年になるかもしれない。
(北村ともこ)