落語家・林家三平が2月8日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、子どもを叱ったことがないと明かした。
この日のテーマは「パパママ芸能人大反省会SP」で、三平は、“爆笑王”と呼ばれた父で初代・林家三平から「怒られたことが1回もなかったんですよ」と告白。三平にも5歳の息子がいるが、父の方針を踏襲し、「私も子どもを叱ったことがない」と“怒らない育児”を掲げているという。
これに対し、司会の明石家さんまは「(子どもを)怒る時って来るやん、絶対。嘘をつくとか。その時は怒ったほうがええやんか、と思ってるんやけど、俺は」と、時と場合に応じて父親も叱るべきだと指摘。しかし、三平は「怒るのはお母さんの役目です」と反論し、その役割を担うのは妻で女優の国分佐智子だと説明した。
「三平によると、“爆笑王”の父は家庭内で『ようかんは、よう噛んで食べなさい』『布団がふっとんだ』などのギャグを披露する盛り上げ担当で、子どものしつけや説教は母親が担当していたとのこと。この方針を受け継いだようで、三平自身も直接子どもを叱ることはせず、『怒るのは母親の役目』と語りましたが、この発言がネット上で賛否を生んでいます。
一部からは、『うちの夫も叱りません。叱るのは私。ただ、それで上手くいってます』『これはこれで子供のしつけ方としては正解だと思う』とする声も上がりましたが、一方で、『時代錯誤な考え方』『母親だけに嫌われ役を押し付けてる気がする。父親だってちゃんと叱るべき』『両親が同時に怒らないっていうバランスは大事だけど、“お母さんの役目”ってのは違うでしょう。押し付けているだけの育児放棄では?』『自分の旦那じゃなくてよかった』『子供を叱るのは妻の仕事と言い切る人はモラハラの気質があるんじゃないかな』『この発言、夫はすごく楽でしょうね。面倒なことは妻任せに感じます』などの反論も殺到。さんまが指摘するように、父親も子どもと向き合い、叱るべきタイミングがあると考える人が多かったようです」(テレビ誌ライター)
これが“林家流の教育”と言われればそれまでだが、中には「国分佐智子さんも大変だろうなぁ」との声もあり、あまり世の共感を得られる方針ではなかったようだ。
(木村慎吾)