木村拓哉主演の連続ドラマ「未来への10カウント(仮題)」(テレビ朝日系)が4月にスタートする。大ヒットドラマ「HERO」、「CHANGE」(ともにフジテレビ系)を手掛けた脚本家・福田靖との三度目のタッグに早くも注目が集まっている。
今回木村が演じるのは、高校時代にボクシングで4冠を達成した後、30年近くの時を経て母校のボクシング部のコーチに就任する桐沢祥吾。大学時代にボクシングを断念、最愛の妻を亡くしたうえ、さらなる不幸に見舞われた祥吾は生きる希望を失う。そんな祥吾がボクシング部のコーチになったことで、少しずつ情熱を取り戻していく。
木村の「学園ドラマ」へのチャレンジは、役者として追い風になるという向きもある。
「木村は今年11月で50歳。いつまでも自分がかっこいいヒーローとして活躍するドラマというわけにはいきません。すでに、2020年、2021年の正月に放送された警察学校を舞台にしたスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)で、木村はあえて老けた教官・風間公親を演じて高視聴率を獲得しています。さらに学園ドラマなら、ジャニーズ所属の旬のアイドルをはじめ、人気のイケメン俳優を生徒役で起用して、若年層の視聴率の掘り起こしも可能です。しかも、木村のボクシングシーンが見られるとなれば、昔からの木村を知る世代のファンにとっては垂涎の的。うまくいけば、続編が望める作品になるのではないでしょうか」(女性誌記者)
果たして、このドラマが木村拓哉の代表作となるのか。
(窪田史朗)