阿部寛主演の日曜劇場「DCU」（TBS系）の第4話が2月13日に放送され、平均視聴率は13.9％だった。同時間帯で「北京五輪スピードスケート」（NHK）の放送があったためか前話の15.2％から1.3ポイントダウンした。
この回は、前話ラストで殺害された成合隆子（中村アン）の事件の真相をDCUメンバーたちが追う。捜査の結果、成合の司法解剖を行った医師・真鍋宗雄（角田晃広）が犯人だとわかる。だが、真鍋は「俺は命令されただけだ」と黒幕の存在を匂わせる。
この展開に視聴者からは「海上保安庁はストーリーをチェックせずに協力に同意したのでしょうか。上司命令は無視、勝手に暴走して殉職、今回はそれに対して私情にかられて弔い合戦に突入。そんな組織があるわけがありません」「普通につまらない」「（DCUが）何の部隊なのか、さっぱりわからない」「海上保安庁が、事件を追うという設定に無理がある。普通に海難事故でいいのに」「ドキドキもワクワクもスッキリもしない」など、ストーリーそのものへの不満を指摘する声が多数、ネット上に書き込まれた。
「まず、このドラマの謳い文句は“水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団”だったのに、水中捜査の場面はほぼなく、4話ではシュノーケリングレベルでも潜れそうな場所の捜索。DCUでなくても、地元の警察官でもできるでしょう。スペシャリスト感があまりにも薄い。また、やたらキレまくって真鍋を殴る瀬能陽生（横浜流星）にドン引きしている視聴者もいました」（テレビ誌ライター）
第5話では、海上で誘拐事件が起こる。視聴者を納得させる展開になればいいのだが。
