場所を取るからたくさんは置きたくないけれど、ゴミ箱がないと不便……利便性と部屋のスッキリ感を同時に実現しようすると、どこにどのくらいゴミ箱を置いたらよいか迷ってしまいませんか? そんな場合は、次のように検討して決めていくと、それぞれの事情に合ったゴミ箱の数をみつけやすいですよ。
■まずは“あると便利”な場所を考える
「移動せずにゴミをサッと捨てたい!」を実現しようとするといくつもゴミ箱が必要で、家全体ではかなりの数になってしまうことも。捨てる際はとても便利ですが、大変なのはゴミの回収です。ゴミ出しの度に負担の大きな作業が必要だとゴミ出しが億劫になり、逆にゴミを溜め込みやすくなるので注意が必要です。
まずは、「ここにあると楽で便利!」を考えて理想のゴミ箱の数を書き出し、その後で、ゴミの回収の手間や動線を考えて負担が大きくなり過ぎないように“減らしていく”とよいでしょう。
■“ゴミが散らかりやすい”場所を優先する
設置したいゴミ箱の数を減らす作業に進んだら、迷うのは「どこに優先的に置くべきか」でしょう。この段階では、“ゴミが散らかりやすい”場所を基準に考えます。例えば、お風呂場や洗面所は掃除や洗剤の詰め替えの度にゴミが出るため、あまりにもゴミ箱が遠いと掃除や詰め替えが億劫になったり、ゴミをそのまま出しっぱなしにしたりする……という具合です。
また、リビングのチラシや書類を確認する場所なども定期的にゴミが発生する場所ですから、ゴミの散らかりを防ぐにはゴミ箱の設置が重要でしょう。このような“ここにゴミ箱がないとゴミが散らかってしまう”場所は、置き場の優先度を高めるようにすると必要な場所を見定めやすくなりますよ。
ゴミ箱があるだけでゴミを捨てる作業が楽になることがある一方、ゴミ箱があることで部屋の圧迫感が増したりゴミの回収が煩雑になったりして逆に使いにくくなることもあります。どのくらいの数が適正なのかは、使う人の理想や基準によって異なりますから、“心地よく使い続けることができる”ように調節してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)