女優・川栄李奈が3代目ヒロインを演じている朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(NHK)の第16週が2月14日から放送され、ひなた(川栄)の同級生・野田一恵役を演じる女優・三浦透子に大きな注目が集まっている。
今回の朝ドラは、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈をヒロインに3世代100年に渡る女性たちの人生を描くファミリーヒストリー。京都編では、3代目のヒロインひなた(川栄)が高校3年生になり、卒業後の進路を考える日々。同級生が進路について語る姿に、ひなたは焦るばかり。突然、映画村で開催される『条映城のお姫様を探せ!』と謳われたミスコンにチャレンジすることに。
その、ひなたの同級生・一恵を演じているのが三浦透子。出演している映画「ドライブ・マイ・カー」が、第94回米アカデミー賞4部門にノミネートされたことが明らかになった。
「この映画は、世界的なベストセラー作家・村上春樹の短編小説『ドライブ・マイ・カー』が原作。妻を失った家福悠介(西島秀俊)が妻を失った喪失感と再生を描いた超大作が昨年8月に公開され、第74回カンヌ国際映画祭では脚本賞をはじめ全4冠を達成。さらに米アカデミー賞にノミネートされたことによって、上映館数が再上映を含めて全200館以上に拡大。中でもヒロイン・渡利みさき役を演じる三浦透子が『カムカム』に出演していることから、ネット上を中心に大きな話題になっているのです」(女性誌記者)
三浦は2002年、6歳の時に3000人のオーディションを勝ち抜き“2代目なっちゃん”として、サントリー「なっちゃん」のCMに出演。さらに2019年には大ヒットアニメ映画「天気の子」の劇中音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎に主題歌のボーカルとして起用され、その年の「紅白歌合戦」(NHK)では、RADWIMPSのゲストボーカルとして「天気の子 紅白スペシャル」を歌唱したことでも知られる。
さらに三浦は、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」とは意外な縁で結ばれている。
「三浦は、『カムカム』の脚本を手掛けている藤本有紀氏が2002年に書いたドラマ『天才柳沢教授の生活』(フジテレビ系)で戸田恵子と小日向文世の娘役を6歳の時に演じています。藤本氏は当時から三浦の実力を高く買っていたようです」(芸能ライター)
作品がアカデミー賞に輝くことになれば、3人のヒロインに匹敵するほどの注目度になるに違いない。
(窪田史朗)