お笑いタレントで落語家の月亭方正が2月13日放送の「八方・陣内・方正の黄金列伝」(読売テレビ)に出演し、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志と浜田雅功の不仲時代について語った。
この日のテーマは「人気お笑い芸人ドン底SP」。「ガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)で、30年以上もダウンタウンと共演してきた方正は、松本と浜田には、今では考えられないほどに仲の悪かった時期があったと振り返った。しかし、舞台上ではプロとしての仕事を全うしていたそうで、「その頃、ずーっと毎週トークやってはった。あれが凄いですよね」と説明。方正は、2人の“バチバチな時期”について「その時に舞台を見て、仲が悪いというのは誰もわからないと思う。そこは本当にプロやな。一時期、2時間半ぐらい、毎週フリートークをやってはったもん」と回顧し、「でも、その時、ずっと仲が悪いのは、俺は知ってた」という。
番組MCの月亭八方が「浜田さんがドラマで忙しい時に、その時(不仲)が来たって聞きましたけどね。ドラマもやって、バラエティもやって、歌もやって、寝てない寝てないで‥‥」と指摘すると、方正はこれに頷き、「スタッフとか内輪の人間はわかってたって感じかな」とわずかな関係者のみが2人の不仲を察していたと明かした。
「今や“仲よしコンビ”としてイジられることも少なくないダウンタウンですが、松本は2019年4月放送の『松本家の休日』(ABC)で、浜田との関係性に関し、『いっとき、死ぬほど仲悪かったからなぁ』と告白。長く公私で松本と付き合いがあった宮迫博之はこの言葉に驚き、『そんな時期ありました?』と反応すると、松本は『結構‥‥何年やろ? 長かったよ。10年くらいあった。本当、この数年やで、気になれへんようになったの』と不仲時期は10年にも及んでいたと明かしています。
方正は『ガキ使』レギュラーとして、宮迫よりも間近で2人の様子を見ていたからか、その不仲時代を察知。しかし、限られた面々しかそうした雰囲気に気付かないほど、2人のプロとしての仕事には影響がなかったようです。ネットでは、今回の方正の発言を受け、『ほとんどのコンビにそういう時期はあると思うけど、今日まで続いてくれてることが本当にありがたい』『コンビ仲が悪くても、悪く見せないのは本当のトップにいられる証なのかもな』『でも今は本当に仲がよさそうで、観ていて本当に楽しませてもらってます』などといった反響が寄せられていました」(テレビ誌ライター)
いまや吉本興業だけでなく、お笑い界のトップに君臨するダウンタウンだが、そこに至るまでには様々な紆余曲折があったのかもしれない。
(木村慎吾)