Sexy Zoneの中島健人が、通信教育講座「ユーキャン」のテレビCMに出演している。食生活アドバイザー(R)講座を受けて、資格を取得したからだ。資格を仕事につなげるのはジャニーズタレントの王道だが、CMキャラクターに起用されるのはレアケース。なかには、エンターテインメントの仕事と関係のないライセンスを手に入れるジャニーズタレントもいる。
木村拓哉が持っているのは、公益社団法人日本けん玉協会認定の「けん玉道」4級。冠レギュラー番組「木村さ~~ん!」(GYAO!)の企画で20年7月、けん玉検定に挑戦。15年の世界大会で優勝した達人を講師にむかえ、最下級の10級から1級ずつ挑戦していき、4級でストップ。その場で認定書を手渡された。
SixTONESの高地優吾は、かねてからのキャンプ好きが高じて「キャンプインストラクター」の資格を取得。現在は、キャンパー個人やグループに対してキャンプのプログラムなどを教えられる指導者の立場にいる。2月14日に発売された「首都圏から出発! いま行きたいキャンプ場」(ぴあ刊)では、表紙に登場。「温泉ソムリエ」も持つ資格マニアだ。
趣味で冠番組を持てたのは、Hey! Say! JUMPの有岡大貴。ジャニーズ屈指のサウナ好きで、日本テレビ系の日曜朝の情報番組「シューイチ」や、レギュラー出演している「ヒルナンデス!」(日テレ系)のサウナ特集にたびたび登場。21年3月には、初の冠番組「サウナ有岡」(テレビ東京系)が放送された。その年に、「サウナ・スパ健康アドバイザー」と「サウナ・スパプロフェッショナル」のライセンスを取得。「ヒルナンデス!」で合格を報告した。
ジャニーズタレントが興味を示す資格で多いのは、小型船舶操縦士やスキューバダイビング、調理師免許といった料理系など。そんななか、意外な人気が手話だ。
「NEWSの小山慶一郎、関ジャニ∞の安田章大、Snow Manの渡辺翔太は手話技能検定3級を保持。手話を交えた楽曲もあります。ファンに耳の不自由な人がいたことをきっかけに、個人で学校に通いはじめた努力家は三宅健。14年から『みんなの手話』(NHK)のナビゲーターを務め、仕事として成立させています」(芸能ライター)
三宅は、16年のリオデジャネイロパラリンピック、18年の平昌オリンピックとパラリンピック、21年の東京オリンピックで、競技や選手の活躍を障害がある人も楽しめる「ユニバーサル放送」のメインパーソナリティを担当。真摯に取り組む姿勢は好評だ。
ジャニーズの“趣味ドル”。この先も現れそうだ。
(北村ともこ)