俳優・高橋一生と岸井ゆきのがW主演するドラマ「恋せぬふたり」(NHK)の第6話が2月28日に放送され、高橋演じる高橋羽の名演技にネットでは大きな注目が集まっている。
他者に恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないアロマンティック・アセクシュアルだとお互いに認識をして、恋愛抜きの家族になろうと同居生活を始める姿を描くこのドラマ。第6話では、アロマンティック・アセクシュアルのイベントに参加した咲子(岸井)は、そこで自分たちの将来について考えていなかったことに気付かされる。帰宅すると元カレの松岡一(濱正悟)や第二子妊娠中の妹・みのり(北香那)が娘を連れて遊びに来ており、夫の不貞が発覚。やがてやってきた夫・大輔と怒鳴り合いの大げんか。そうこうするうちに、みのりは産気づく。
「咲子がみのりの赤ちゃんを抱く姿に、羽が『かわいいですね』と呟くシーンがあり、その際の意味深なリアクションに、ネット上には『子供という存在に対してトラウマを抱えているのか。その場に相応しい笑顔を作ろうとしているのに裏側の表情が透けて見える』『高橋さんの表情の真骨頂』『やっぱり高橋一生さん凄いです』など称賛コメントが数多く寄せられています」(テレビ誌ライター)
高橋は、大河ドラマ「軍師官兵衛」、「おんな城主 直虎」、朝ドラ「わろてんか」(NHK)でも重要な役柄を演じてきた人気俳優。昨年はNODA・MAPの舞台「フェイクスピア」に出演。2月25日に発表された第29回読売演劇大賞では、最優秀男優賞を受賞。高橋自身も「賞というものに縁遠いものだと思っていました。この最優秀男優賞をいただけたのは、これからの大きな指針になると思います」と喜びを口にしている。4月期に柴咲コウと共演する金曜ドラマ「インビジブル」(TBS系)で主演。さらに4月には文豪・川端康成原作の「雪国‐SNOW COUNTRY‐」(NHK)でも主演を務めるなど、俳優としてノリに乗っている。
今年は高橋にとって快進撃の1年になりそうだ。
(窪田史朗)