お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉が2月27日放送の「ワイドナショー」(TBS系)に出演し、同15日より芸能活動を再開させた相方・渡部建に早くも“呼び出し説教”をしたと明かした。
この日、新型コロナウイルス感染により療養中のダウンタウン・松本人志の代役として番組に出演した児嶋。多目的トイレ内での不貞が発覚し、1年8カ月にわたって謹慎していた渡部が「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)で復帰を果たしたことに関して、「緊張はめちゃくちゃしました。どう映るのかとか、何を言われるかとか。いろいろ気をつけなきゃいけない。1回目は2人きりでやったんですけど、葬式みたいでしたよ」と振り返った。
お笑い芸人という職業柄、渡部をイジり倒すという選択肢も検討したが、「今回はコトがコトだけにやめようということになりまして」と、終始反省モードで収録を進め、「めちゃ重い、めちゃ暗い、笑い1個もナシ」だったと表現。ただ、2回目の収録で、さっそく変化があったという。
児嶋は2月22日放送分の収録にあたり、「普通にちょっとずつやっていこうかと思ったら、あいつのオープニングトークが、いきなり千葉テレビの弁当の賞味期限についてイジりだして。『おめぇ、まだ早いだろ!』って、別室に呼び出して」と早くも渡部の“千葉テレビイジり”を牽制。続けて、「徐々にやれと。しかも、(渡部が)無茶ぶりしてきたから無茶ぶりで返したら、ムッとしてるし」と渡部の態度に不満を示した。
また、「ワイドナショー」へのアンジャッシュとしての出演の可能性については、「全然いいですよ。ぶっちゃけ松本さん、東野さんにめちゃくちゃご迷惑かけてますから。ここで、というのはめちゃくちゃありがたいお話で、めちゃくちゃイジってほしい」と快諾。同番組進行の東野幸治と松本からの“袋叩き”を期待していた。
「復帰1発目となった2月15日の『白黒アンジャッシュ』では、今後、渡部が“偉そうに見えた”場合に、児嶋がその都度、注意して叱っていくとのスタンスを強調していました。また、スキャンダル前には、セットのチープさ、ギャラの安さなどを巡って、千葉テレビへのイジり発言を連発していたアンジャッシュですが、渡部は『千葉テレビさんには一生、頭が上がらない。感謝しかない』として、復帰への道を用意してくれた同局への思いをアピールしていました。しかし、22日放送分では、さっそく同局が用意した弁当の賞味期限をめぐる“イジり”があったと明かされ、ネットには様々な反響が集まることに。
頭が上がらないはずの千葉テレビへの渡部の言動に、『反省してるんですかね?』『あのプライドの高さは1~2年じゃ修正できないでしょ』との指摘があったほか、いつまでも“葬式ムード”では復帰した意味がないとして、児嶋には『世間の顔色をうかがいすぎ。もっと思い切って振り切った活動をしたほうがいい』『芸人なんだから上手く笑いに変えないと』『この話をわざわざ電波に乗せて誰が得するの?』という指摘もありました。これまでのコンビのパワーバランスを根底から覆すような不祥事となったため、2人とも新たな立ち居振る舞いを模索中なのでしょうが、復帰した渡部への不満を他番組で口にすることには、疑問を抱く人も多かったようです」(テレビ誌ライター)
アンジャッシュとして、今後の活動がどのような局面を迎えるかは非常に大きなポイントだが、今もまだ、児嶋と渡部の歩幅には微妙なズレがあるのかもしれない。
(木村慎吾)