お笑いタレントで、元「雨上がり決死隊」の蛍原徹が2月28日放送の「霜降りミキXIT」(TBS系)に出演し、先輩芸人・東野幸治との衝撃的な初対面のエピソードを明かした。
この日の放送では、「芸歴33年、蛍原徹のみぞ知る吉本芸人伝説」と銘打ち、蛍原が目の当たりにしてきた先輩たちのとんでもない伝説についてトーク。明石家さんまがスタッフ60~70人分の焼肉の代金を1人で支払っていたという太っ腹エピソードや、若かりし日のダウンタウンの圧倒的な存在感などを振り返る中、東野から受けた“洗礼”についても語った。
蛍原は、2001年よりCBCテレビで放送を開始した、東野と今田耕司がMCを務めるバラエティ番組「ノブナガ」にロケで出演。その際、初めて東野と絡むことになったが、「初対面よ? 東野さん、何したと思う? 宮迫の顔面にツバ吐いたんよ」と、元相方・宮迫への驚きの行動を打ち明けた。蛍原は「本番中よ? いきなり全員ホンマに焦ったもん。え、今、何が起きたって」と回想。進行役の霜降り明星・粗品から「そういうボケやったってことですか?」と聞かれるも、蛍原は「わからんのよ」とし、「ウケるわけない。そら、みんなビックリするよ」と、共演者やスタッフは誰も笑っていなかったという。
しかし、現在の東野との関係性については「プライベートはずっと付き合いある。東京出てきてから、食事連れてってもらったり、ゴルフ行ったり、旅行もする」と説明。共演者から、最近の丸くなった東野の印象を聞かれ、蛍原は「そら、ツバかけへんよねぇ」と語っていた。
「東野は若手時代より周囲から不可解な言動が恐れられ、家族で飼っていた亀が死ぬと、娘らが見守る中でゴミ箱に捨てたという信じられないエピソードも語り草となっています。2019年には、闇営業問題に揺れる吉本興業にあって、謹慎生活を余儀なくされる後輩芸人らを思い、情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で涙を流す場面が大きな話題になったほど。ベテランになるにつれ、徐々に角が取れたと言われていますが、やはり若手時代は蛍原も仰天するほどの暴走ぶりで、ネット上には『宮迫氏の反応がどうだったのか気になる』『流石、東野』『この辺りの芸人のプライベートの話はぶっ飛んでて面白いが、今は放送できないだろうな』『今でこそ、気配りのできる凄腕MCやけど、もともとはかなりの変わり者やもんな』などの反応が集まりました。関西のラジオ番組『ヤングタウン』(MBS)で共演していた女優・加藤貴子が、東野と共演することのストレスが原因で、東京から大阪に向かう新幹線内で吐血したというエピソードも有名です」(芸能ライター)
芸歴33年を誇るベテランの蛍原だからこそ知り得た、暴君としての東野の姿だったと言えそうだ。
(木村慎吾)