「そろそろしっかり家計を管理していきたいけれど、夫婦別財布だと難しそう……」と心配な方もいると思います。でも大丈夫。相手の収入やお金の使い方を把握していなくても、次のような工夫で家計管理に取り組むことができますよ。
■家計に必要な支出をルール化する
生活費をお互いいくらずつ出し合うか、教育費や旅行資金はどのように分担するか、貯蓄はどのような項目でどのくらいのペースで進めるかなど、お金の流れを共有したい項目を洗い出してルールを決めましょう。
家庭に入れるお金以外は自由に使いたいという場合こそ、貯金についてしっかりと話し合い、目標金額やお互いに出し合う金額をはっきりさせることが大切です。「お互いに相手が貯金していると思って使い過ぎてしまい、必要なお金が準備できない……」ということのないように、将来に備えることが重要です。
■マネー会議で定期的に見直す
家族の年齢やライフスタイルが変われば、お金の使い方も購入が必要になるものも準備したい貯金額も変わります。「一度話し合ったから大丈夫」と、昔の感覚やルールのままで家計管理を続けると、想定していなかった事態が起こって対応できなくなることも。
支出や貯蓄の金額を調節したほうがよいと気付けるように、気付いたタイミングで変更できるように、予定通りに進んでいるか変更すべき項目がないか、定期的に“マネー会議”を開いて検討するのがオススメです。
自由な部分を設けるためには、しっかりと共有して確実に取り組む部分を徹底することが大切です。お互いにとって、家族にとってよりよい方法・ペースで家計を管理できるように、まずは話し合うところから始めてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)