「定期的に部屋の整理をしているのに、いつまでたっても理想の部屋に近付かない……」。もしかしたら、次のようなことが片付かない原因なのかもしれません。
■理想の部屋の完成図がない
どんな状態になったら理想の部屋になるのか。このイメージがなければ、片付けても片付けても納得のいく状態にはなりません。なんとなく不要なものは捨て、とりあえず周りにあるものを近くの収納ケースに詰め込んでいくことの繰り返しでは、ほとんど変化を起こせないのは当たり前。
そこで、どんなものがどの位置にあればよいのか、減らしたい・なくしたいものは何か、逆に足りない(必要な)ものは何かを書き出し、家具とともに中身の配置を書き込みましょう。出来上がったマップを目指して整理整頓を進めていくことが、自分の考える“キレイな部屋”への近道です。
■すべてが“必要なもの”だという思い込み
「もしかしたら使うかもしれない……」と思ってしまうと、捨てられるものがほとんどないということになりがちです。すべてのものは使うために作られたのですから、可能性を考えれば“使う”に分類されるのは当たり前。そのことを前提に、「なくてもなんとかなるかどうか」で考えると、断捨離が上手になります。
在庫がなくてもすぐに近くのお店で購入できる、別のもので代用できるものは一度手放してみるのがオススメ。本当に必要なものならば、また部屋にやってくるのですから悩む必要はありません。
■一気に片付けようとしてしまう
日々のこまめな整えを放棄してまとめて片付けようとすれば、負担が膨らんで“やりたくないこと”になってしまいます。いつか一気にやるよりも、いま目の前にあって気付いたことのみサッと済ませてしまう方が近道です。10~15分程度の整えタイムを設け、日によって片付ける場所を変えながら進めていくと、意外と手軽に部屋中を整えることができますよ。
1つでも当てはまる項目があれば改善のチャンスです。いつもと違った方法を試してみるからこそ、現状から脱却しやすくなります。まずは、理想の部屋の状態を思い浮かべ、細かく内容を計画するところから始めてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)