お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が3月13日放送のラジオ番組「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)に出演し、元プロ野球選手で監督経験もある秋山幸二氏について語った。
毎回、石橋の並々ならぬ野球愛が炸裂するこの番組。この日のゲストは秋山氏と西武ライオンズ時代に共闘した清原和博氏で、秋山氏を「野球やってなくても五輪選手になれたと思う。凄いです。何やったとしても世界トップレベルの身体能力ですから」と称えた。
石橋も、スポーツ特番「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日系)のゴルフ対決で、秋山氏の才能の片鱗を目撃したと証言。「だって1回、タイガー・ウッズが初めてスポーツ王に来てくれた時に、秋山が本番の時に力入っちゃって全然ダメだったんだけど、本番終わってから急にダーンって打ったら、タイガーより飛びましたからね。『なに、アキ! 本番の時に出せよ!』って。『終わってから出さないでよ』って」と撮影でのエピソードを振り返った。
また、「あの当時、まだ誰もメジャーに挑戦するっていう話がない時に、米国のオールスターと日本のオールスターが戦った時、『誰をメジャーに連れて帰りたいですか?』って聞いたら、真っ先に名前が挙がっていたのが秋山選手」と、海外の選手からもその能力を高く評価されていたと明かした。
「秋山氏は西武の黄金期を支えた長距離バッターとして知られ、現役時代、ホームランの後に華麗なるバク宙を披露したことも。身体能力の高さでも突出しており、父はハイジャンプ、母は砲丸投げの元選手というスポーツ家系がその秘密なのかもしれません。幼少期から器械体操、陸上、サッカー、水泳など様々な種目をそつなくこなすも、最も情熱を注いだ野球の道で大成。ストイックなトレーニングで体を鍛え上げ、『目の前に二つの道があったら、辛い方へ進め』との格言は、秋山氏の野球への姿勢を体現する言葉として知られています。
そんな同氏が、番組収録後に世界的プロゴルファーのタイガー・ウッズ超えの飛距離を出していたことが明かされ、ネット上では『清原ほどのフィジカルを持った人間が言うなら、よほど。おそらく筋肉量ではなく、その質が素晴らしいのだろう』『当時、秋山さんと一緒にプレーをした選手たちがみんな口をそろえて、メジャーにいちばん近い男だと言ってたくらいですからね。本当見てみたかったです』『プロ野球史上でもトップクラスの3番打者だったと思う』『当時としては、まぁズバ抜けていた。パワー、スピード、身の軽さ、強肩などなど、全部持っていたからね』などの反応があがりました」(テレビ誌ライター)
最後までメジャーに挑戦することなく現役を終えた秋山氏だが、もし海を渡っていたら、どれほど活躍していただろうか。
(木村慎吾)