女優・広末涼子が3月16日放送の「ZIP!」(日本テレビ系)にVTR出演し、俳優・堺雅人に褒められた過去を明かした。
この日の番組では、3月26日に放送される同局のスペシャルドラマ「ダマせない男」で共演した広末と堺へのインタビューの模様を紹介。そこで、広末は堺と初共演した2009年に、印象的な言葉をもらったと振り返った。
広末は2008年公開の大ヒット映画「おくりびと」で、主人公を支える妻の役を演じているが、「たぶん、『おくりびと』が公開になったばっかりか何かで、(堺に)『観てきましたよ』っておっしゃってくださって。『すごく豪快にご飯を食べているところが素晴らしかった』って言ってくださって。『役者って計算して喋らなきゃいけないから、あんまり口に詰め込んじゃいけないとか、(シーンの)つながりとかを考えたりするけど、それが見えないくらい日常的にモリモリ食べてた』っていうのを褒めてもらって、凄い嬉しかった」と語った。
この褒め言葉を10年以上も大事にしてきたという広末は「食べるシーンの時は、その言葉を忘れずにいます」とコメント。一方の堺は「食べるシーンの時にモリモリ食べる人は、俺は尊敬するんですよ。その場に生きてるっていうのが、生命エネルギーが僕の100倍くらいある人」とパワフルな広末を改めて讃えていた。
「ネットでは、そんな2人のやり取りに対し、『日常を考えれば、口に食べ物が入ったまま会話していることは多いので、広末さんの演技がいかに自然であったかということでしょう』『テイク3だと、お腹いっぱいになっちゃうから、1発で決めるんだろうな』『なんかわかる気がする。映画やドラマの食べるシーンってワザとらしすぎる。“ザ・食事シーン”撮ってますって感じ』『役柄でなくともモリモリきれいに食べる人を見ると無意識のうちにも生きることに対して真摯に向き合ってるんだろうなと好感を持つ』などの声が寄せられました。後々の台詞を気にせずに頬張る広末の姿は、実力派俳優の堺にとっても新鮮なものだったようです」(テレビ誌ライター)
堺に褒められた2009年以降、広末が出演した映画の食事シーンを改めて見返してみると、その食べっぷりを楽しめるかもしれない。
(木村慎吾)