近年、夫の家事参加が叫ばれています。でも、なかなか家事に意欲的になれない夫は多いようです。アンケート調査結果でも、共働きなのに家事負担の割合は妻が9に対して夫は1となっていて、ネット上には「しんどい……」という妻の声もよく挙がっています。
思わず「ひどい!」と言いたくなりますが、夫にも言い分はあるようです。SNS上には「結婚相手を決めるときに家事・育児スキルをそれほど重視していなかったのに、なぜ女性は結婚後、いきなり家事・育児スキルばかりを求めるのか?」「結婚前はそんなこと言ってなかったじゃん」という夫の声もあります。夫にしてみれば、「心外だ」と感じているようです。
夫たちはそれでも渋々と家事をやるものの、「妻にダメ出しをされるのでやる気が失せる……」なんていうケースも少なくありません。例えば、洗濯物を干したのに、「それじゃ乾きづらいでしょ!」と妻にキレられて以来「やらなくなった」という夫もいました。中には、「せめて家事をやったことを褒めてくれたらモチベーションが上がるのに……」と思っている夫もいるようです。
妻にしてみれば反論もあるでしょうが、ただ家事を「やれやれ」と言うのではなく、夫の立場になって考えることも、家事育児のシェア問題を解決させるためには必要なのかもしれませんね。