俳優の綾野剛が、7月期の日曜劇場「オールドルーキー」(TBS系)で初主演することが明らかになり、大きな注目を集めている。
このドラマで綾野が演じるのは、サッカーに人生をかけてきた底抜けに明るいプロサッカー選手。日本代表まで上り詰めたもののケガの影響で低迷。その後、J3のチームに所属するも37歳で突如現役引退に追い込まれる新町亮太郎役。どん底に追い込まれた新町が、現役アスリートのマネージメント会社「ビクトリー」に入り、新たな目標に向かって生きる奮闘ぶりを描く。脚本は、大ヒットドラマ「HERO」「海猿」シリーズ(ともにフジテレビ系)を手掛けた福田靖氏が担当する。
「綾野自身も『脚本の福田靖さんが描く新町や登場人物に対する愛がとても深く温かく、時に苦しく、それでも前進するための人生において大切なメッセージをたくさん受け取ることができ、ドラマチームの真摯な眼差しと志と向き合い僕自身とても勇気をいただきました』。さらにサッカーへの取り組みについて『初日はシュートも打てず、無人のゴールなのにネットを揺らすこともできず、本当に何もできないところからのスタートでした』『それでもゴールが入ると、これほど嬉しい感情が湧くのかと、入った瞬間みんなで喜びを分かち合えることがとても豊かでなりません』と意気込みを語っています」(芸能ライター)
昨年10月期のドラマ「アバランチ」(フジテレビ系)や、今年1月から配信されたNetflixシリーズ「新聞記者」でタッグを組んだ藤井道人監督は、綾野の役作りについて「すっごくストイックな映画アスリート」と評している。
「『新聞記者』では、権力側の若手エリート官僚を演じ、自責の念に駆られて憔悴していく役どころを演じるために、綾野はセットで撮影をする4日の間、一切食べず、水分もほとんど取らず、鬼気迫る演技を見せていました。今回も元日本代表選手だった新町役を演じるために並大抵ではないトレーニングを積んでいるはず。37歳で引退したばかりのJリーガーをどう演じるのか。話題性は十分です」(女性誌記者)
早くも綾野剛のストイックぶりが気になるところだ。
(窪田史朗)