俳優・水谷豊主演のドラマ「相棒 season20」(テレビ朝日系)の最終話「最終回スペシャル『冠城亘最後の事件 特命係との別離』」が3月23日にオンエア。2015年から7年に渡って4代目相棒を務めた冠城亘(反町隆史)が有終の美を飾った。
事件解決後に冠城は、警視庁を辞めて公安調査庁へ移ることを杉下右京(水谷)に報告。杉下が「去る者は追わず、来る者は拒まずでやってきましたが、今回はそれを破ろうと思います。もう少し一緒にやりませんか?」と相棒を引き止めるのは、4代目相棒が初めて。「最高のはなむけの言葉です。長い間、お世話になりました」と別れる場面は、長い「相棒」史上において、語り継がれるだろう名シーンとなった。
最終回を迎える前日、反町は番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。共演する水谷豊からの手紙が渡されるサプライズも用意されていた。
「手紙の中で水谷は、『撮影期間の7カ月は、しばらく戻ってこられない遠洋漁業にでも出るような気持ち。長い間、一緒にいると相手の日々の状態もわかってくる。ソリ(反町)は体も精神もタフな相棒でした』とコメント。さらに『これまで積み重ねてきたことが役者として発揮できるのは50歳からだと思います。この先、“相棒”の冠城亘とも違う魅力的な役者・反町隆史を見られることをとても楽しみにしています』とエールを送られ、反町がハンカチで涙を拭うひと幕もありました」(女性誌記者)
4代目相棒として卒業を迎えた反町だが、感傷に浸る間もなく4月9日には新しい主演ドラマ「今どきの若いモンは」(WOWOW)がスタートする。
「就職活動中の学生やビジネスマンに人気の吉谷光平の同名漫画が原作。反町は、“極上の上司”とも言える石沢一を演じます。WOWOWなので視聴率を気にせず、7年間染み付いた『相棒』のイメージを払拭することが狙いではないかと言われています。しかし、歴代相棒最多出演記録を樹立した反町だけに、いずれはテレビ朝日で主演を務める可能性は十分にあるでしょう」(テレビ誌ライター)
50歳を前に、反町隆史の俳優としての第2章が始まる。
(窪田史朗)