お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が3月27日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)の中で、今春より同番組への出演が隔週となることを報告した。
この日、進行役のお笑いタレント・東野幸治が「4月からの『ワイドナショー』なんですけど、松本さんが隔週しか出ないっていう噂を聞いたんですけど。真意は本番で聞こうと思って」と切り出すと、松本はこれに「いつ言うか、ずっと迷ってた」「簡単に言うと、『ワイドナショー』をクビになりまして。涙ながらに頼んで隔週(出演)にしてもらったんです。舌打ちもされて。デキによっては月1もあるからな」とボケを挟みつつ、説明した。
東野から改めて「隔週になるのは本当なんですね?」と聞かれ、「本当」「いや、ちょっともう、なかなかスケジュール的に」と返し、さらに東野から「これもスケジュールの一部ですからね!」とのツッコミが。
続けて、毎週のように番組内での発言がネットニュースとして報じられる現状を指摘され、松本は「ちょっと解放された気持ちは正直ありますよ」と精神面での疲労があったと告白。「しんどい時あるよ」「そんなにおもしろいと思ってない、つなぎで言ったことを切り取られて」と、報道へのストレスを語った。
また、今後について「わからんよ。また月3(出演)になるかもしれんし。何がデカいって、『サンジャポ』に出られるという」と、日曜朝の裏番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)への出演を仄めかすボケを入れると、すかさず東野から「アカンやん!」と制されていた。
「多くの情報番組の中でも、『ワイドナショー』におけるMC松本人志の発言に対する注目度は突出して高く、日曜の放送後には、裏番組である『サンジャポ』のMC爆笑問題・太田光を上回る数のネットニュースが出回ります。しかし、中には松本の心労につながるような“切り取り”もあったと打ち明け、世間からは『自分のコメントが毎回、いろんな人にジャッジされる仕事って疲れるだろうなぁ』『報道系の番組で自分の意見を出すことの責任の重大さを考えるようになってきたんじゃないですかね』『松ちゃんがいろいろ考えた上での決断、支持します』などと理解を示す声が出たほか、『松本人志がいないだけで、この番組の面白さは激減すると思う』『松本が出ないと、ワイドナを観ることはないな』『松ちゃんなしのワイドナショーはワイドナショーじゃない』とする反応も多く見られました。番組における松本の存在の大きさを考えると、出演回数が半分になってしまうのはかなりの痛手となりそうですが、ほかの若手芸人には新たなチャンスが与えられることになるかもしれません」(テレビ誌ライター)
長引くコロナ禍や、悪化の一途を辿るロシアのウクライナ侵攻など、暗いニュースが多い中、松本にも大きな変化が必要だったということだろうか。
(木村慎吾)