俳優の小栗旬が主演する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第12話が3月27日に放送され、北条政子(小池栄子)の継母・りくを演じる宮沢りえのコメディエンヌぶりに改めて注目が集まっている。
今回の大河ドラマの主人公は、鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団による権力パワーゲームを描く。第12話では、頼朝の妻・政子が不貞相手・亀(江口のりこ)のいる館を壊す「亀の前事件」が勃発。りくが亀の存在を政子に告げ口するシーンが大きな話題を呼んでいる。
「不貞の相手が亀だとわかると、『あの薄い顔の女ね。今夜も一緒なの? で、亀は今、どこに』と聞く政子に、亀の居場所を教えてしまう義時(小栗)。りくは政子に京都の習わしで前妻が後妻の家を撃ち壊す『後妻(うわなり)打ち』を提案。京都からともに鎌倉に来た兄・宗親(山崎一)に実行役を頼むと『面白くなって来ました。いい薬です。御台所にとっても、鎌倉殿にとっても。兄上さま、ちょっと壊してくるだけでいいですからね。門のあたりを。大ごとにしたくないので』といって右目でウインクするりく。ネットでは、『ウィンクすなw』『こんな面白い修羅場あってたまるか』などのコメントが多数書き込まれました」(芸能ライター)
この兄妹が企むシーンについて、宮沢自身は「ちょっと楽しくなりすぎて、悪い部分が思いっきり出ちゃったので、『あれは大丈夫かな』と今、心配しています。本当に個性あふれる役者さんたち、先輩たちが出ているので、あれくらいやってもよかったかなと思っております」とコメント。これに対しても「コメディエンヌとしての才能が光りますね」「コメディエンヌぶりに驚きの声を散見するけど、スリッパ片手にとんねるずの頭を張り倒していたんだぞwwwあれくらい朝飯前だわ」といった声も寄せられた。
「宮沢は、今年1月に公開された映画『決戦は日曜日』に続いて、この大河ドラマでもコメディエンヌとしての実力を十分に発揮。昨年11月、夫である森田剛とともに新事務所を設立して以来、女優として振り幅を広げおり、それが新たな魅力となりそうです」(女性誌記者)
大女優・宮沢りえのコメディエンヌぶり。これからも目が離せそうにない。
(窪田史朗)