俳優の神木隆之介が3月25日、自身の公式YouTubeチャンネル「リュウチューブ」を更新。俳優業を長く続けるつもりがないことを明らかにした。
神木は「『神金』#08〈最終回SP!あの方々からのコメントも…!〉」というタイトルの動画を公開。毎週金曜日夜にアップしてきたシリーズ動画の最終回で、今回はファンからのメッセージに答えていくという内容。その中で「これからも役者さん続けてくださいね」というメッセージを読み上げた神木は「さあ、いつまで続くことやらですよ。難しいですよ、ホントに」とやや消極的。神木はさらに「ホントに難しいですし、さっきも言いましたけど、芸術の世界なんでよくわからないですよ。自分でいいと思ったモノでも、みんなが『んー』ってなる時もあるし、自分が『んー』ってなった時にみんなが『いい』って言ってくれる時もありますから。自分の意図してない評価ってものがいっぱいある世界ですし。全てが合致して、みんながみんな納得できた、満足できたっていうことはない世界ですから難しいですよね」と演技することの難しさを語った。
その後も「僕は今年で27年やらせていただいてきてて、もう普通の大学卒業から就職したとなると50歳に近いってことですよね。定年まで、あともうちょっとだっていう感じですから。なので僕はいつまで続けることができるのか。そんなにずっと僕は続けないとは思いますけど、まあ『流れに身を任せ』ですね。どうなるかわかんないんで、本当に。こんなこと言ってたとしても100何歳とかまでやっているかもしれないじゃないですか。何があるかわかんないんで、その時の流れでなんとなく決めたいと思います」と自身の仕事観について語っていた。
ネット上では神木の一連の発言について《子供の頃から人目に晒され続けて役の人生を演じてるしね。それがどんなにキツイか想像も出来ないけど、疲れたら休むことも必要なんだとつくづく思う》《疲れたならしばらく役者を離れて好きなことをしたらいい。海外でのんびりしてもいいと思う。子役から頑張っている役者さんは真面目で、いい子が多いから、思いつめる前に離れるのがいいのでは?》《もし、疲れたなら、少し休んでまた戻ってきてくれたらいいと思います》など“仕事疲れ”を心配する声が続出した。
「神木は以前インタビューで、『いつかこの仕事を辞めてやろう』という気持ちをモチベーションに芸能活動を続けていると語ったことがあります。その理由は『辞める』という選択肢もあることで肩の荷が下り、失敗を恐れず、やりたいことがあれば挑戦しようという気持ちになれるからだとか。今回の発言も俳優の仕事に嫌気がさしているとか、疲れているとかいった理由から出たものというよりは、神木なりの俳優という仕事との距離の取り方でしょう」(芸能記者)
ファンにしてみれば、ひと安心といったところか。
(柏原廉)