16.17シーズンのフィギュアスケートGPシリーズのエントリーが発表され、羽生結弦選手の初戦が10月のカナダ大会になる見通しとなった。
昨シーズンは足の甲の痛みと闘いながら世界歴代最高得点を叩き出した羽生選手だが、ケガは思ったより重症で、4月下旬に日本スケート連盟が「リスフラン関節靭帯損傷のため全治2カ月」と発表。フィギュアスケート選手に多い故障とはいえ、ギプス固定をしての治療を余儀なくされていた。果たして大会に間に合うのか。
「羽生選手は6月22日に練習を再開したと発表されています。もちろん、一般の患者さんならやっと歩けるようになったくらいの時期ですから、まずは氷に足を慣らしていくところからでしょう。とりあえず氷上に戻れたということが、本人はもちろん、ファンにとっても嬉しいニュースですね」(スポーツ紙記者)
羽生選手は療養中も、膝から上のストレッチや上半身の筋肉を落とさないようにするトレーニングを専属トレーナーのもとで行っていたという。
「全治2カ月ではありましたが、手術をしたわけではないので感覚が戻ってくるのも早いはずです。以前、高橋大輔が膝の手術をした後に、前より強くしなやかになって戻ってきたように、羽生選手も今回の故障が、逆にいい方向に転がるかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
10月のカナダ大会での完全復活に期待だ。
(芝公子)