タレントの上沼恵美子が3月27日、レギュラー番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。11年に芸能界を引退した島田紳助氏に「M‐1グランプリ」(テレビ朝日系)の審査員としての復帰を熱望した。
この日は、芸能リポーターの井上公造氏が番組を卒業するということで、井上氏の記憶に残る3大芸能ニュースを紹介。その中には紳助氏の「芸能界引退とM‐1審査員」もあげられた。井上氏は、紳助氏が創設したM‐1の審査について「現役の芸人が現役の芸人を審査すること」について悩んでいたことを回顧。それに対して07年から21年まで計9回審査員を務めた上沼も「ええ意味でえげつない番組を作って下さいましたね」とその功績を讃えた。
上沼はさらに「審査員だけされたらいいのに」と提案。「紳助さんはやっぱり重鎮ですから、出てこられたらどうかなと思います」と語っていた。
ネット上では上沼の提案に対して《紳助はとにかく理論派だから、今の世の中でも十分審査員で通用すると思う。極端な好みとかもないし》《島田紳助は人間的にはあれだが芸人としては抜群だったな》と賛同の声もあったが、大半が《自分の感情だけで物言うたら駄目よ。紳助が出られるわけないでしょう、冗談でも、言っちゃだめ》《紳助さん本人にその気もないだろうし、世間が求めてないよ》《島田さんも今さらやる気はないでしょうけど復帰は駄目ですってば》など否定的な声が圧倒的だった。
「上沼は昨年末のM‐1終了後に、オール巨人とともに審査員の卒業を明らかにしています。しかし、お笑いファンの間では2人の審査員継続を希望する声がいまだに多いのが事実。上沼としてはダメ元でも紳助氏を呼び戻すことができれば、自分は晴れて卒業できると考えているのかもしれません」(芸能記者)
今年のM‐1では希望通り上沼は審査員を卒業できているのだろうか。そして上沼に代わる新たな審査員は誰が務めることになるか、注目だ。
(柏原廉)