お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が3月29日放送の「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)に出演し、謹慎中に「大トロ」を食べていたことを自白した。
この日のゲストは、渡部、児嶋一哉と長い付き合いがある劇団ひとりで、「聞きたいこと、山ほどあるから。謹慎中、どうしてたのか。美味いもの、食べるんですか?」と、渡部の1年8カ月に及ぶ活動休止期間の過ごし方について質問した。
妻で女優の佐々木希を裏切る不貞が報じられたことにより、2020年6月から今年2月までの間、謹慎していた渡部。ひとりからの問いには、ラーメン屋などにも食べに行っていたことを明かすも、店では周囲から“渡部建”であることを気付かれてしまい、「肩身狭いから、トッピングとかできない。何、お前、トッピングしてるんだと」と振り返った。
さらに、ひとりから「謹慎中に食べたいちばん美味い料理」を聞かれ、渡部は「お寿司、いただきましたよ」と寿司店を経営している知り合いから個室に招待されたと説明。これに児嶋が「謹慎中にお寿司食べたの? 信じられない。お酒、飲んだの?」と反応すると、「ちょっとだけ飲んだけど。ありがたく」と答えていた。
謹慎中ということもあり、ひとりが「かっぱ巻きとかですよね?」と注文したネタを質問。渡部は「個室の寿司店で、かっぱ巻きだけ食って帰ったら、おかしいでしょ? もちろん、マグロとかもいただきましたよ」と返し、ひとりから「いちばんオーソドックスな赤身とか?」と聞かれると、「いやいや、大トロもいただきました」と告白。
“謹慎中の大トロ満喫”に驚く児嶋とひとりに対し、渡部は「待って、待って。おかしいぞ。じゃあ、赤身は逆になんでいいんだよ。ルール、おかしいぞ。なんで赤身だけだとセーフなんだ?」とツッコミ。ひとりは納得できず「いいなぁ~。俺も謹慎しようかな。トロ食って、酒飲んで、いいご身分。俺も謹慎しようかな」と痛烈な皮肉を込めつつ、ボケていた。
「もちろん、渡部は家族での外食は『国のルールに従って』楽しんでいたことも併せて説明。しかし、実際には寿司店での大トロ以外にも、焼肉に行っていたことも判明。これには、またもひとりが『牛?』とオーバーに反応し、渡部は『豚と赤身はよくて、牛と大トロはダメって、お前のルール何なんだよ』とツッコミ。ひとりは不服そうな表情で、大トロと牛を堪能した渡部に『やりたい放題。全然反省してないな』と笑いながら呆れていました。
渡部の反省の度合いを寿司店と焼肉での注文メニューから推し量ろうとする、ひとりによるイジりトークには、ネットから『復帰後でいちばん面白い回だった。劇団ひとりのイジりでアンジャッシュは助かったんじゃないかな』『少しやり方を間違えるとイジメになってしまう状況で、“かっぱ巻きとかですよね?”は天才的なサジ加減』『劇団ひとりさんのいじりがとても面白くてよかったです』『ひとりのいじり方が上手いなぁ』『劇団ひとりはさすが。いい感じで渡部が自然にトークできてた』『劇団ひとりの渡部を応援する気持ちと話術のスゴさを感じた』などの絶賛が殺到。本来ツッコミ役である渡部にとっても、謹慎前のスタイルでスムーズにトークすることができていたとして、ひとりの手腕を評価する人が多かったです」(テレビ誌ライター)
ほかにも、渡部は、焼肉を食べる際、牛の肉をサンチュで巻いて食べていたことも自白し、2人を騒然とさせていた。
復帰後、やややせたような印象もあった渡部だが、謹慎中もグルメ芸人としての嗜みを忘れておらず、食に関してはしっかりと粋な楽しみ方をしていたようだ。
(木村慎吾)