4月3日放送の「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)でナレーションを務めた池脇千鶴にネット上で思わぬアドバイスが続出しているようだ。それは「二度とナレーションはしないほうがいい」というもの。
池脇といえば、昨年1月期に放送された「その女、ジルバ」(フジテレビ系)で主演を好演。40歳を迎えたヒロインの笛吹新が、自分の居場所を見つけてどんどん輝いていくプロセスを見事に演じ、その演技力と表現力の豊かさに称賛の声が続出した。そんな池脇になぜ「ナレーションはしないほうがいい」という厳しい声があがっているのだろうか。
この日の放送では、2020年年末にもらい火により全焼した東京・高円寺にあった揚げ物を中心にした定食屋「薔薇亭(ろーずてい)」の経営者夫妻を「火事と夫婦と生きがいと~高円寺『薔薇亭』の1年~」と銘打って特集。80歳の夫と79歳の妻が50年近く営んできた店の焼け跡から番組はスタート。
「そんなご夫婦の気持ちを汲んだのか、池脇の声は冒頭から今にも泣きだしそうな感じで震えていたんです。その震え方はかなり大きく、ネット上では『池脇さんの声の震えが気になって内容が頭に入ってこない』『老夫婦の気持ちに寄り添って涙声っぽくしてるのかもだけど聞き取りにくい。何を言ってるのかわからない』『池脇さん演技は上手いのに声の仕事はダメなの?』といった指摘が続出。番組が進むにつれ、池脇は二度とナレーションはしないほうがいい、女優として全身が見える状態で演技をしたほうがいいと指摘する声へと変化していきましたね」(テレビ誌ライター)
しかし、この話には後日談がある。池脇はこの「ザ・ノンフィクション」のナレーションの仕事を受け、改めて自身の生きがいは「俳優業」だと痛感したことをニュースサイトの「マイナビニュース」で明かしている。さらにこのナレーションをしながら何度も涙していたことも告白。視聴者に聞き取りにくいほど涙しながらナレーションするのはどうかと思うが、理由がわかって安心した人も多いのでは。