お笑い芸人の劇団ひとりが4月5日、「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)にゲスト出演。アンジャッシュ・渡部建の不貞騒動について独自の論を主張した。
ひとりは3月29日の放送に続いて2週連続の出演。20年6月に“多目的トイレ不貞騒動”を起こした渡部に対して、ひとりは「渡部さんのおかげで、気が引き締まった芸人多いですからね」と主張。さらに「いくつもの芸人と家庭を救ったとも思う。逆に言うと」と明かした。
ひとりはさらに、渡部が行った20年12月3日の謝罪記者会見についても言及し、「ダサい会見だけはしたくない」ときっぱり。ビートたけしが1986年12月に起こした「フライデー襲撃事件」の後に行った謝罪会見を引き合いに出して「たけしさんの謝罪会見が好き。ふんぞり返って『今回、やっちゃったことは、やっちゃったことだからよ。まぁ、芸人ってのは仕事が来たらやるだけだから。仕事がなくなったら、それまでだから』と、ずっとやってる」と理想を語った。
それを諫めるアンジャッシュの2人を尻目にひとりは「むしろ会見は、やりたいくらい。一世一代の大勝負。たけしさんの会見、何回見ても格好いい。1回はやっておきたい」と強気の姿勢を崩さなかった。
ネット上では《ちょっと何言っているのかよくわからない》《謝罪せずに済む生き方がいちばん》《たけしのフライデー事件は ウィル・スミスと同じで同情の余地がある。暴力はダメだと思うけど渡部は1ミリも同情の余地なし》など反論が殺到した。
「渡部の騒動後も芸能人の不貞報道は続いており、最近でもお笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊に不貞報道がなされています。ひとりの言うように芸人達の気が引き締まったのかどうかは疑問の余地が残るところ。そもそもひとりはたけしに憧れて芸人になったため、最近でもたけしの同名著書『浅草キッド』を映像化したいと企画を持ち込み、自身で監督を務めた映画をNetflixで制作したほど。『僕にとっての“道しるべ”』と語るほどなので、たけしの謝罪会見も憧れるあまり自分もやってみたいと思うのでしょう」(芸能記者)
憧れが強すぎて、何かやらかさなければよいが。
(柏原廉)