女優・黒島結菜が主演を務める朝ドラ「ちむどんどん」が4月11日にスタート。2015年に放送された土屋太鳳主演の朝ドラ「まれ」(ともにNHK)との共通点を指摘する声が上がっている。
今回の朝ドラは、復帰前の沖縄を舞台に沖縄料理に夢をかける主人公と支え合う兄妹の絆を描くストーリー。ふるさとの“食”に自分らしい生き方を見出していくヒロイン・比嘉暢子を黒島結菜が演じている。第1回の舞台は、本土復帰前の1964年。シークワーサーをはじめ、ゴーヤチャンプルー、サーターアンダギーなどの沖縄グルメが登場。暢子の「おいしいものノート」が登場するなど、沖縄の魅力あふれるスタートとなった。
しかし、“食”にこだわる展開に、あの「まれ」との共通点を指摘する声もある。
「『まれ』は石川県の能登半島に移住して育ったヒロイン・津村希が、パティシエを目指して成長していく物語。ヒロインの土屋は黒島と同じ事務所所属。そして、週ごとのタイトルに食べ物がついていること。さらに偶然食べたものに感動して料理人になる。上京後に修行、やがて自分の店を出すなど共通点が多いことから、ネットでは『何となく“まれ”の沖縄編と言うイメージがあるのだが気のせいか』『“ちむどんどん”が“まれシーズン2”にしか見えないのはちとやばくないか』などの声が寄せられています」(女性誌記者)
黒島は、2015年「マッサン」、2020年「スカーレット」に続く朝ドラ出演。2017年にスタートした「アシガール」シリーズで主演を演じるなど、NHKでの実績も十分。2019年に公開された映画「カツベン!」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど注目を集めてきた。
「沖縄出身の黒島が満を持して、今回ヒロイン役を射止めました。朝ドラ『ごちそうさん』でヒロインを演じ、公私ともに仲のいい女優・杏は、公式ガイドブックに『出会ってから今までずっと“黒島結菜は朝ドラのヒロインになる!”と信じてきました』とコメントを寄せれば、前作『カムカムエヴリバディ』で3代目ヒロインを演じ、共演経験のある女優・川栄李奈も『ふだんは人見知りで控えめな性格の結菜が、カメラの前に立つと力強くて、時代を生き抜く女の子になる姿がとても印象的』とエールを送っています」(芸能ライター)
「まれ」との類似点もさることながら、黒島結衣らしい演技に期待したい。
(窪田史朗)