浜崎あゆみアリーナツアーの東京公演が7月10日に開催され、冒頭からの3曲のみファンによる撮影が解禁された。今回の撮影解禁には「さすがあゆ!」といった評価が多数寄せられているが、そんな英断にケチを付けるニュースを、当の浜崎サイドが公開しているというのである。音楽系のライターが指摘する。
「浜崎が所属するエイベックスの発表したニュースリリースでは、今回の撮影解禁を『国内大型アーティストとしては、史上初の試み』と説明しています。しかし、SEKAI NO OWARI(セカオワ)ではもともと全曲で撮影OKにしていますし、hydeが率いるVAMPSでは昨年のツアーで動画も含めた全面的な撮影解禁を実施。つまりエイベックスではセカオワやVAMPSを“国内大型アーティスト”とは認めていないようです」
この2組のほかにも、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)が昨年のツアーにて、アンコール限定ながら撮影を解禁。そのアジカンもアリーナツアーを開催しており、立派な国内大型アーティストのはずだが、こちらもエイベックス基準だとまだまだということになるのだろうか。
「浜崎にあって他の3組にないもの。それはドーム球場でのライブです。セカオワは来年にナゴヤドームと京セラドームでの公演を予定していますが、現時点ではエイベックスが『ドーム級アーティストとしては、史上初の試み』と主張することは可能ですね」(前出・音楽ライター)
エイベックス側がドーム公演にこだわるのは勝手だが、そういう認識であれば、最初からそう書いておくべきではないだろうか。
(金田麻有)