出社と在宅の“ハイブリッドワーク”をしていませんか? そんな人たちは、睡眠に要注意です。
第一三共ヘルスケアが2022年2月に実施した『健康とセルフケアの実態調査』で、働く人の約4割が日中に眠気をもよおしたり睡眠時間が足りなかったりする“睡眠トラブル”を感じていることが分かったそう。とくに、テレワーク日数が週5日以上の人に比べ、週1~4日のハイブリッドワーカーは睡眠トラブルが多く、睡眠の質への満足度も低い傾向にあったようです。
産業医の鄭理香さんは、「生活リズムが一定だと睡眠トラブルは減少しますが、テレワークをしたりしなかったりのワークスタイルだと生活リズムが乱れやすく、睡眠トラブルが多くなると考えられます」と原因を述べ、対策として「朝、同じ時間に起きる」ことを勧めています。
睡眠については「どれくらい寝たか」ということばかりに気が向きがちですが、毎日同じ時間に起きることで生活リズムが整いやすくなるのだとか。また、「日光を浴び、朝食を食べることを心掛けましょう」とも述べています。
働く女性たちのSNSや掲示板での投稿を見てみると、コロナ禍に入ったばかりの2020年4月頃は、「遅寝遅起きが習慣づいてきた」「起きる時間が日に日に遅くなる」「普段の生活に戻れる自信がない」「ゲームにはまって夜中3時まで起きてるのが2夜続いてしまった」などの声が目立っていました。
このように、昼夜が逆転してしまったときの対処として、「午前中に歯科の予約を入れたら無理やり起きれた」「運動したりして体力を使って前の日よりも早く寝たら朝早く起きれた」などの声も。
コロナ禍が始まった当初よりは改善されているかもしれませんが、自分自身でうまくコントロールして、早寝早起きの健康的な生活を目指したいものです。