「運気が上がる開運日だから今日は○○しよう」と思うことってありませんか?
でも、こういうのってやり過ぎると自分らしさを失いがちです。そもそも、私たちは“特別な日”を設け過ぎなんです。その上、なにかうまくいかないことがあると、時代や運のせいにして“しゅん”とする。最近そんな女性が増えているように思います。
「恋愛がうまくいけばいいな……」と思うなら“自分”が頑張ればいいのです。うまくいかなくても、それは時代や運のせいではありません。反省はしても落ち込み過ぎず、また歩き出せばいいだけの話です。
運がいいとか悪いとかを考えがちな女性は、さまざまな“特別”を作ります。例えば、インナー。“勝負アンダーウェア”を買いがちです。「彼と合う特別な日だけは、これを履こう!」という価値観だから、男性を逃すんです。
だって、勝負アンダーウェアがあるということは、そうではないアンダーウェアを持っているということですよね? そして、それを履いているときって、ワンランク気持ちが下向きになりがち。そんな時間を作っちゃいけないんです。いつも、いつでも勝負できるようにしておかないといけないんです。
そして、それは「頑張らなきゃいけない」という気持ちで行うことではありません。いつも自分らしく自然にふるまい、自分らしいものを身に着けて、いつなにがあってもいいように心の準備をしておくもので、これが恋愛においてはとても大事なのです。そんな女性は堂々とふるまえます。失敗を恐れません。カッコいいのです。
誰かが決めた開運日なんて、本当の開運日じゃない。いつでも勝負できる私になる──それが“モテる”ことになるのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。