女優の石原さとみが“エンターテイナー”(MC)を務めている「あしたが変わるトリセツショー」(NHK)で、石原が産休に入ることに伴い、代役として俳優の市村正親が“助っ人エンターテイナー”として出演することが4月20日、NHKから発表された。収録はすでに始まっており、市村の登場は5月12日の放送からになるという。石原は華麗なエンターテイナーを務めていたが、市村もまた異なる派手でかっこいいエンターテイナーとなるという。
市村は代役を務めるにあたり、「今回、このトリセツショーのエンターテイナー、MCをやることになりました。実は僕、来年で俳優生活50周年を迎えます。その50年のすべての力をトリセツショーに出したいと思っています。さとみちゃんとはいろいろとお仕事も一緒にしている仲なので、“お父さん”として、責任重大ですが、いい所をちゃんと見せてお返ししたいなと思っています。衝撃のショーの開演だ!」と意気込みを語った。
ネット上では《NHKは産休に入るとわかっていてなぜ起用した?》《プロ意識に欠けていると思うわ》などNHKや石原に対して心ない声も一部にあったが、多くは《産休のありかたに一石を投じるキャスティングだと思いました。今後の産休ってこういうのもありだよね、ということを示唆しているのかなって》《妊婦を起用するなんて、対外的なアピール以外ないでしょう。アピールでもなんでも、これで女性が働きやすくなるならいいと思います》《芸能界もこういう風に産休の際に代役をたてるのが普通になればいいですね。芸能界など影響力が大きい業種ほど、積極的に産休、育休をアピールし、世間にそれがスタンダードだとアピールしてほしいですね》など肯定や称賛の声が大勢を占めた。
「女性の働きやすさや産休・育休のあり方について社会全体で議論や理解が進んでいますが、NHKが石原の産休ありきで起用したのは、そういった社会情勢の変化に対応したためで、番組開始前から石原が産休を取る事は発表されていました。なので、代役についてのNHKや石原への批判は的外れ。市村が代役を務めることになったのは同じホリプロ所属ということもあるでしょうが、市村が2人の子どもを育てる親でもあるということも大きいのでは。これから親になろうとする後輩・石原を理解・サポートできる先輩として市村は申し分ないキャスティングと言えます」(芸能記者)
石原も後顧に憂いを残す事なく、元気な赤ちゃんを産んで、落ち着いたらまたカムバックしてほしいものだ。
(柏原廉)