テレビ朝日が4月25日、7月期の木曜ドラマ枠で韓国ドラマ「梨泰院クラス」をリメイクした「六本木クラス」の制作を発表。主演は俳優の竹内涼真が務めることになった。
「梨泰院クラス」は人気ウェブ漫画を原作に20年に実写化。韓国での放送後、Netflixで配信されると日本でも大ヒットを記録した。ソウル市の飲食店激戦区・梨泰院(イテウォン)を舞台に、絶望の縁に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間とともに立ち向かっていく物語だ。
今回の日本版は日韓共同プロジェクトとして実現。原作漫画を日本の設定に置き換えて翻案したコミック「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」をもとに、東京・六本木を舞台にジャパン・オリジナルの「六本木クラス」としてリメイクされる。
竹内は制作発表と同時にコメントを発表。「『梨泰院クラス』は日本ですごい話題になっていたのはもちろん知っていましたし、僕も見ていて本当に素晴らしいドラマだと思っていたので、今回『六本木クラス』のお話をいただいた時はびっくりしました」と起用に驚きつつ、「そういった作品の舞台を東京に変えてリメイクできることはすごいことですし、僕を選んでいただけたことも光栄ですので、全力で頑張りたいなと思いました」と意欲を見せた。
ネット上では《韓国版の大ファンなのでどういう仕上がりになるかとても楽しみにしています》《梨泰院はすごく面白かったので、どんなふうになるのか、ある意味楽しみです》など期待する声もあったが、《韓国ドラマってもともと、話数が多いので結構細かい所まで描けるけど、それを日本のドラマのワンクールでやっちゃうとダイジェスト版みたいな感じになってなんとなく薄い内容に思えちゃう》《梨泰院クラスのように細部までしっかりとしたドラマを作れるのかどうか疑問です》など不安視する声も多数あがっている。
「日本のドラマはゴールデンタイム、プライムタイムの放送ならばCMを抜いて本編およそ45分、10話~12話程度の1クールが基本ですが、韓国ドラマは一般的に1話60~70分、全16話が基本。『梨泰院クラス』も本編は70分で全16話でした。単純に45分のドラマとして計算すると約25話分のボリューム。そのため、韓国ドラマが日本版にリメイクされる場合、エピソードの短縮はもちろん、丸ごとカットされるのは必然でした。今回も1クールならばカットされるエピソードは当然出てくるでしょう」(芸能記者)
完全にリメイクするなら2クールでやるしかない?
(柏原廉)