女優・黒木瞳の初監督映画「嫌な女」が6月25日より公開されている。実力派女優の吉田羊と木村佳乃がW主演を務め注目が集まったが、フタを開けてみれば興行収入は1億円を切る状況で、一説には10億円とも言われる製作費を考えると、大コケと言っても過言ではない状況だ。
「映画の公開前には、吉田と『Hey!Say!JUMP』の中島裕翔との熱愛が発覚し、それなりに注目を集めたものの、興行収入には結びつかなかったようですね。中島とスキャンダルを起こした吉田と、ジャニーズ事務所の次期後継者の一人とされる東山紀之の妻の木村が劇中で取っ組み合いのケンカをするのは見物なんですけどねえ(笑)」(映画関係者)
一方、惨敗の原因として取り沙汰されているのは、やはり黒木の「監督」としての手腕のようだ。
「みずから原作の映画化権を取得し、メガホンをとったというだけあり、黒木もかなり力が入っていた。しかし、いかんせん監督業については素人同然。そのくせ周囲のスタッフにアドバイスを求めることもほとんどなく、我が道を行く演出やカメラワークで現場を混乱させていました。あれだけプライドの高い人ですから、たとえ助言を求められても正直には答えられないでしょうね。今回が映画初主演となる吉田も、無駄な長回しやドアップ演出に相当戸惑っていたそうです」(前出・映画関係者)
今作が黒木にとって初監督にして最後の作品になるかもしれない。
(しおさわ かつつね)