現在の邦画界は山崎賢人、福士蒼汰、三代目JSB岩田剛典といった美顔男子に旬の女優をあてがっておけば、どんな稚拙な出来でも女性動員が見込める、いわゆる“スイーツ”ブーム。
しかし、同じイケメンでもちょっと大人の男が妙に頑張る映画はソッポを向かれる傾向だ。そんな“イケメンなのに爆死”した面々を以下──。
有名シリーズを東出昌大主演で映画化した「GONINサーガ」は、初日の舞台挨拶回も完売しないスーパー爆死ぶり。「観客が5人だった」説も飛び交うなど、東出の大根演技を雨の演出で中和した監督の手腕も無駄に終わった。
誰もがイケメンと認める岡田将生は「ストレイヤーズ・クロニクル」で主役を張ったとたん、大コケ俳優に早変わり。この超能力SFはハリウッド映画の劣化版にしか映らなかったようで、それでは爆死もやむなしか。
妻夫木聡と松山ケンイチ共演「マイ・バック・ページ」の社会派ドラマは観客の満足度は高かったものの、若い女性をまったく取り込めず、興収7000万円と大惨敗。邦画界の“ゴミ箱”へと直行となった。