4月7日にシーズン21の最終回を迎えた1999年から続く沢口靖子主演「科捜研の女」(テレビ朝日系)。この日のラストは、主人公の榊マリコ(沢口)がカメラ目線で「今まで本当にありがとう」と語り、“集大成”というテロップが流されるなどして、打ち切りなのではないかとの憶測が流れていた。
しかし、5月10日発売の「週刊女性」は、「10月にカムバック!」との記事を掲載。それによると、今秋スタートの連ドラとして1クールでの放送が決定したというのだ。8月から京都での撮影スケジュールが、すでに組まれているという。
これまで、同ドラマ打ち切りの理由としては、視聴率の低下。京都での撮影のため大物ゲストを呼ぶ時に交通費はもちろん、滞在費の負担など、制作費がかさむことがネックとなったようだ。
「最終回を迎えた時、視聴者からは『年に1回でもいいから、スペシャルドラマとして放送してほしい』との声が多数寄せられました。同ドラマは、事件を解決するというだけでなく、日々巧妙になる犯罪手口を進歩した科学で次々と暴くことで、罪を犯そうとする人に“こんなことまで調べられてしまう”と思わせ、それが抑止につながっていることも高く評価されています」(テレビ誌ライター)
これまで、鉄道捜査官や検事、代議士などを演じてきた沢口だが、榊マリコの印象が視聴者には深く刻まれているのかもしれない。