今の若い男性は「1人上手なほうがすごく多い」。
内閣府調査で判明した20代男性のデート経験の少なさを示すデータに対し、モデル・トラウデン直美が、そんな見解を示した。
6月14日に閣議決定された「男女共同参画白書」では、結婚や家族の在り方をテーマとしており、20代男性の65%が「配偶者、恋人はいない」、さらには39%が「デートの経験がない」といったデータも紹介され、大きな話題となっている。
同15日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)でも、このデータを紹介。実際に街頭で20代男性にインタビューを敢行したところ、ある23歳男性は「今は楽しみ方が人それぞれあるというか、趣味の幅がすごく広がってきていると思うので、そんなにデートに重きをおいていない人が多いのかな」と答えていた。
これについて、意見を求められたトラウデンは「まさにVTRでおっしゃっていた方が言う通りだなと思って。1人時間がお上手な方、1人上手な方が凄く多いなと思います」と器用に“お一人様”を楽しむ人が増加したと指摘。続けて、「実際に1人でも結構、楽しめちゃうじゃないですか。労力がかかることでもあるし、デートどうしようかな‥‥とか。楽しいことでもあるのかもしれないですけど、それを面倒くさいと感じてしまったら、そこまで至らない。恋愛が必須にならないというのも何となくわかる気はします」とし、若者のデート経験率の低下に理解を示した。
「今回の内閣府による調査結果では、20代女性の51%にも配偶者や恋人がいないことが判明し、若い男女による恋愛やデートへの消極的な姿勢が垣間見られました。この原因としては、『コロナ禍もあるしね』『そもそもそんなお金の余裕がありません』『政府は若者の給料も上げないくせに何言ってんだ』『貴重な5000円と数少ない休日をデートに使いたくない』など、意見は様々。そして1人上手な人が凄く増えたとするトラウデンのポジティブな見解には『コメント力が高すぎる。このニュース自体がネガティブな調査結果を報じているも思うけど、それに安易に乗らず、4割の20代男性に希望の光を与えているかのようなコメント』『コメントがうまい。というより危機管理能力が高い。ポジティブ要素を含めた発言』『トラウデンさんの頭のよさがコメントに出ている』などの称賛が散見。中には『朝から下ネタはやめましょう』『一人上手って別の意味かと思ったわ』『トラウデンちゃんも一人上手なの?』と勘違いする人もいましたが、個人で楽しめる趣味の幅が広がったという意見にも共感する反応が多かったです」(テレビ誌ライター)
最近ではマッチングアプリなどの普及も進んでおり、野田聖子少子化対策担当大臣も、この調査結果に関して「一昔前、私達の時代には対面で出会っていないと何となく後ろめたい、みたいなところもあったが、むしろ今はオンラインでつながっていくことが主流になってきている」とし、国としてオンラインでの出会いの体制作りを応援する構えだと述べていた。
“一人上手”もいいが、国の未来を考えた場合には、若者が積極的に出会いの機会を楽しめるような雰囲気を構築していきたいところだろう。
(木村慎吾)