俳優の綾野剛や小栗旬らが所属するトライストーン・エンタテイメントが6月13日、公式サイトを更新。名誉毀損投稿に対して「法的手続きの対応を行う」と発表した。
同事務所公式サイトのトップページには「重要なお知らせ」という表示が登場。クリックすると「弊社及び弊社所属タレントに関する投稿について」というタイトルのリリースが表示され、その内容は「現在、インターネット上で弊社及び弊社所属タレント等の名誉を毀損し業務を妨害する事実無根の投稿が複数なされております。弊社はこのような虚偽の投稿を決して容認できません。従って然るべき法的手続等の対応を行っております」というもの。リリースの最後は「皆様にご心配とご迷惑をおかけしていますことをお詫び申し上げるとともに弊社として、より一層のコンプライアンス・ガバナンス強化を図り信頼にお応えできるよう努めてまいります」と締めている。
「今回の発表では直接名指しはされていないものの、暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和氏に向けたものであることは明白。実際に東谷氏は直後に自身のツイッターで『なんやろ こーゆう事しか考えつかんのかぁ 事実無根ってLINEも写真も本人登場も証拠やないって貫き通すんや テレビ局やスポンサーに言われてやってんのわかるけど、これは一番あかんやろ こんなペラ1枚の否定文で誰が納得すんの?笑笑 放送日まで早めて必死なんわかるけどやな もー冷静ちゃうやんw』とツイートしていました。
同事務所は綾野をはじめ小栗、田中圭など所属タレントのスキャンダルが東谷氏によって次々と暴露されています。当初は事務所社長の山本又一朗氏も静観を決め込むことを3月10日発売の『週刊文春』で明らかにしていましたが、綾野の主演ドラマが6月26日に始まるため、さすがにスポンサーや局の手前、無視し続けることができなくなったのでは。
東谷氏の暴露は直後にネットニュースになることが多いので、真実かデマかわからない情報が瞬く間に拡散されてしまう危険性が想像以上に大きいこともあるでしょう。
それでも東谷氏が余裕の態度を見せているのは訴えられても影響はないと考えているからのようで、仮に裁判に負けて賠償金が請求されても、東谷氏は現在日本を離れ、ドバイ滞在を公言しています。資産も現地に持って行っていると考えられ、そうなると財産差し押さえのための調査や執行も難しいと思われます。トライストーン側は勝っても、タレントのイメージを回復できるかは不明のため、リターンは少なさそうです」(芸能記者)
ネット上では今回の対応に、《むしろ裁判で事実をはっきりさせたほうがいいと思います。違うなら違うと本人が言ったほうがその後の仕事にも響いてきますしね》《いいことだとは思うが、法的手続対応ってことは、今以上にいろいろと出てくる可能性も大きいですよ》《仮に虚偽ではなかったら、タレントはイメージの低下を避けられず、所属事務所は大きな損失となる。本当に“然るべき法的手続”を行うのだろうか》など賛否や、事務所のけん制と捉えるなどさまざまな声が寄せられている。
これでタレントへの「口撃」は止まるだろうか。
(柏原廉)