7月31日に投開票を迎える東京都知事選。当初、条件付きで出馬の意向を示した俳優の石田純一だが、スポンサーからCMの差し替えによる違約金を請求されたことで話題になった。結局、出馬は取りやめたものの、レギュラー番組だった「おはよう朝日です」(朝日放送)の出演も取りやめ。そのことは7月22日の脇阪聰史・朝日放送社長による定例会見でも取り上げられ、復帰については白紙状態にあることが明かされている。突然の出馬表明で多大な迷惑をかけたしっぺ返しが、今まさに石田を襲っているようだ。
今年は「芸能人の契約違反」が大豊作だ。
「『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音との禁断愛で活動休止したベッキーは10社のCMを降板し、4億円の違約金が発生。事務所と折半すると言われています。また、契約絡みの騒動の渦中にあるのが能年玲奈です。6月末で所属事務所との契約が切れましたが、事務所は能年が面談に応じず仕事を提供できなかった15カ月分の契約延長を求めています。自分の本名でさえ使えない事態ですが能年側は強気に個人事務所を設立し、まったく応じようとしません。相手が芸能界に力を持つ事務所ですから、このままでは開店休業状態が続くだけでしょう」(週刊誌記者)
スポンサー12社と契約して16年上半期のCM“女王”に輝いたマツコ・デラックスはスポンサーから、歯に衣着せぬトークで話題となりブレイクのきっかけとなった「5時に夢中!」(TOKYO MX)の降板を懇願され、板ばさみに遭っているのだとか。
芸能界は、かくもシビアなお金と契約で成り立っているのだ。