「上品じゃないねん、品やねん」と、人気女子アナの条件について自らの考えを口にしたのは、お笑いタレント・明石家さんまだ。
50年近くのキャリアの中で、様々な人気アナウンサーと共演してきたさんまは、6月19日放送のラジオ番組「明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト」(ニッポン放送)の中で、「人気が出る女性アナウンサーの条件」について熱弁をふるった。
さんまは、自身の番組で共演する女子アナは、すでにある程度の人気を獲得しているアナウンサーばかりだといい、その共通点は「下品なことを言っても、品がある」ことだという。「上品ではなくて、品がある人が成功している」とも分析し、人気アナたちは「下品なフリでも品よく返せる、それも上手くっていう。その言葉のチョイスは大事やな」と、その特徴を説明した。
それに該当する具体的な名前としては、日本テレビの水卜麻美アナ、徳島えりかアナらを挙げ、2人は返しに「品がある」という。下品になりすぎず、品を保ちながら、フリにも応えるという技術について、さんまは「これは難しいぞ。非常に難しい、簡単そうで」と指摘。改めて「上品じゃないねん、品やねん。俺も気を付けているけど、下品になってしまう悲しさ‥‥」と嘆いていた。
「共演者には、芸人だけでなく、役者やアナウンサーにも“フリへの返し”を求めてきたお笑い怪獣のさんまですから、様々な女子アナの言葉のチョイスや返しの技術を間近で見てきたはず。そんな彼の結論が『下品なことを言っても品がある』『上品ではなく、品がある人』とのことで、ネット上には『スマートさってことかな。まじめに返せば野暮だし乗り過ぎても下品。その中間のちょうどいいライン』『すごく的を射ている』『さんまが言うこの場合の“品”は知性ではないかと思う』などの反応が並びました。具体的には、年末の『明石家サンタ』(フジテレビ系)で長く共演歴がある八木亜希子アナや、永島優美アナ、夏目三久アナらの名前が挙がり、ユーモアがありながらも育ちのよさを保っている女子アナがそれに当てはまると考える人が多かったですね」(芸能ライター)
なお、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦は昨年6月にアップしたYouTube動画の中で、「フジテレビ女性アナウンサーの黄金時代の頂点で最高傑作みたいな」存在として、現在はフリーの高島彩アナを名指しで絶賛している。中田は、高島アナがさんまやSMAPといった、どんな大物の共演者とでも、円滑に番組を進行させることができる手腕を評価。タレントによっても、“優秀な女子アナ”の定義は様々な基準があるのかもしれない。
(木村慎吾)