84年、「シブがき隊」の元メンバー・布川敏和に楽曲「MIDNIGHT 2 CALL」を提供した縁から、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏から「光GENJI」プロデュースのオファーを受けるように‥‥。
古舘伊知郎のYouTubeチャンネル〈古舘伊知郎チャンネル〉に出演(6月15日)して、そう振り返ったのはミュージシャンのASKAである。
光GENJIはローラースケートを駆使しながら踊り、バック転を決めるなど、派手なパフォーマンスのスーパーアイドルだ。
87年に「STAR LIGHT」で鮮烈デビューすると、翌88年には「パラダイス銀河」で「第30回日本レコード大賞」を受賞した。この年、オリコン年間シングル売上第1位から3位を独占(1位「パラダイス銀河」、2位「ガラスの十代」、3位「Diamondハリケーン」)。そして「STAR LIGHT」「ガラスの十代」「パラダイス銀河」を提供したのがASKAだった。
「通常はレコード会社のディレクターが打ち合せの場に参加するところ、ジャニー喜多川氏が直接交渉に訪れたと振り返るASKAは、『僕が垣間見た愛情だけでも、凄かったもん。自分のところのタレントは絶対に守るんだ、って』と語っていました」(芸能ライター)
「光GENJI」全盛時の89年、元号は「昭和」から「平成」へ。それはまさに「古き良き時代」だった。
(所ひで/ユーチューブライター)