珍回答連発にお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志も思わず「こいつ、ヤバい」とタジタジに。タレント・王林が周囲の想像を遥かに上回る大喜利の才能を見せつけ、お茶の間を沸かせた。
6月25日、フジテレビでは実験的バラエティ特番「まっちゃんねる」が放送され、同局の人気大喜利大会「IPPONグランプリ」の女性版を開催。タレント部門には、フリーアナウンサー・神田愛花、NMB48・渋谷凪咲、モデル・滝沢カレンと、天然系タレントが顔をそろえる中、元りんご娘の王林は大会チェアマンの松本から「ダークホース」として紹介された。
いざ本番が始まると、ロケットスタートを切ったのはその王林で、他を寄せ付けない独特すぎる回答で「IPPON」を連発。第1問目「壁ドン以上のキュンキュンを教えてください」とのお題では、「焼肉屋さんで、肉を焼いて、こうやって渡してくれるところまでやってくれる、『肉そっせん男』」と答え、あっさりと「IPPON」を獲得すると、その後も「トイレを先に優先してくれる人が好きなので、『ぼうこう暴大男』」で、審査員を務めた松本、バカリズム、千鳥・大悟、麒麟・川島明らを爆笑させた。
冒頭からハキハキと物怖じせずに回答を続け、無双状態となった王林に、松本は「あかん、こいつ、ヤバい! こいつ、ヤバいぞ」と驚き。また、「『コイツ、毎回トーク盛ってるよな~』と思う芸能人1位は?」には、「(明石家)さんまさん」と答え、審査員をビビらせた。
進行役のフジテレビ・伊藤利尋アナから「“さんまさん”という回答‥‥」とその真意を聞かれると、王林は「本当にウソはつかないと決めているので」と正直な思いから出た答えだったと説明。再び伊藤アナから「さんまさんは、じゃあ、話を“盛ってる”ようなイメージ?」と聞かれ、「はい、盛ってるなぁって思いますね」と笑顔で答えたところ、松本がすぐに「やめろ! 王林!」と制止するてん末に。
「王林は、お笑い芸人でさえ難関とされる『写真で一言』部門でも、すぐさま写真の特徴を捉え、スピーディに回答し、余裕で“IPPON”を獲得。その才能にバカリズムらも『凄いな』と感心すると、ネット上でも『天才が現れた』『王林ちゃん最強説あるぞ』『バラエティ番組によく出てる理由がわかった』『王林ちゃんの大喜利ポテンシャルを見抜いた人はめちゃくちゃ褒められるべきだと思う』などの絶賛が相次ぎました。終始、可愛さと面白さを融合させたような回答で存在感を見せつけるも、より正統派な大喜利の安定感で勝る滝沢カレンに優勝を譲る結果に。それでも、次回以降の活躍に期待の声が寄せられています」(テレビ誌ライター)
大好評だった今回の「まっちゃんねる」。王林の唯一無二な才能が大喜利の舞台でも生かされたことは大きな発見だったと言えそうだ。
(木村慎吾)