最近は、新入社員研修などでユニークな取り組みをしている企業が増えているようです。その中から、一度は受けてみたくなる2つの研修を紹介しましょう。
■「ほめ達 検定」合格のための研修
社員のビジネスコミュニケーションの質を高めたいというのは、経営者の本音ではないでしょうか。コーポレートブランディング支援を行う揚羽という会社は、全社員に「ほめ達 検定」を受講させています。これは“褒める達人”を認定するもの。褒める力を養うことで、ビジネスコミュニケーションの質をより高めることができ、業務のクオリティも上がるという考えなのだとか。
上司としては、部下に対して厳しい視点を持ってしまいがちです。でも、相手の発想や自分にない視点を褒めたり、期待している成果を出していない部下に対してもアウトプットの個性や真摯な姿勢を褒めたりして、それを“伸びしろ”として捉えて伝えるなどは必要なこと。社内では、検定に合格するための研修も行われているそうです。結果、社内の雰囲気もよくなりそうですね。
■無人島サバイバル研修
エールライフという教育研修などを提供する会社には、「3泊4日無人島サバイバル研修」というサービスがあります。これは、リーダーシップ力・行動力が低かったり、社員の絆が希薄で帰属意識が低かったり、主体性や自立心が低かったりする場合に効果的な研修のようです。
日常生活から乖離された大自然のフィールドを無人島に見立て、サバイバル生活を行います。その際、電化製品や一切の文明の利器の使用は禁止。生活をするにあたって非常に過酷で困難な状況のもと、チーム毎に創意工夫しながらプログラムを実行していくそうです。
屋根付きの寝床、トイレを作り、狩りや食材探し、火起こしなども自分たちで行うとか。便利な都会の生活に慣れた私たちにとって過酷ではあるものの、チームワークの大切さや生き抜くことの難しさを実感できそうですね。
これらをみて分かるように、企業研修は今、単なる座学ではないさまざまな試みが行われているようです。自分磨きのためにも、一度は受けてみたいと思いませんか?