今やバラエティ番組で見ない日がないほどの活躍を続けるモデル“めるる”こと生見愛瑠だが、当初は「テレビって難しい」と悩まされていたという。その原因となった出来事は、ベテラン女優・泉ピン子に対する失礼な振る舞いで炎上した過去だった。
7月4日放送の「痛快!明石家電視台」(MBS)で、めるるは、およそ2年前に出演した「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)での発言を回想。さんまがMCを務めるトーク番組とあって、めるるは「事務所からも『頑張って!』って言われてたんですけど」としつつ、「その回に泉ピン子さんがいらっしゃって、噛み付きすぎちゃって。本番後に事務所にめちゃくちゃ怒られました」と振り返った。
スタジオでのやり取りの中で、めるるが歳の離れた泉を“オバちゃん扱い”するような場面があり、収録後に叱られる事態に。しかし、泉本人はあまり怒っていなかったようで、めるるのマネージャーが心配して彼女を注意したとのこと。その際、めるるは「テレビって難しいって思いました」と痛感させられたという。
テレビ誌ライターが振り返る。
「めるるは人気に火がつき始めた頃の2019年12月24日放送の『踊る!さんま御殿!! 4時間SP』に初登場。『世代間トークバトル』なるコーナーにおいて、得意の『めるる語』を披露したところ、当時72歳の泉から『ゆっくり話して。ついていけない』とのクレームを受け、『じゃあ、ゆっくり喋りますね。あの~、こ~の~ま~え~』とスローテンポでトークを再開。これには泉から『それ、バカにしてる!』とのダメ出しがあり、視聴者からも『失礼すぎる』『これでめるるが嫌いになった』『見ていて不愉快』などの反応が寄せられていました。めるるにとっては、ほろ苦い『さんま御殿』デビューとなり、さすがにマネージャーも軌道修正を図る必要性に迫られたのでしょう」
ほかにも、めるるは情報番組「ヒルナンデス」(日本テレビ系)でMCを務めるお笑いコンビ・ウッチャンナンチャン・南原清隆の存在について「(ウンナンに)2人いるって知らなくて。1人で“ウッチャンナンさん”だと思ってたんですよ」との珍コメントを残したことも。
「こうした奇想天外な発想やコメントが彼女のよさでもあるのですが、『失礼』だと批判を入れる層が一定数存在するのも事実です。その意味でも、テレビでの発言は当時17歳のめるるには『難しい』と感じたのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
炎上を気にするあまり、彼女の個性が完全になくなってしまうことのないよう、今後も珍コメントでお茶の間を沸かせてほしいものだ。
(木村慎吾)